『大日本史料』 5編 1 承久3年7月~貞応2年5月 p.113

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

めを、御身ひとつにうけさせおはします、叡慮も穩かにおはしまさぬ中に, り、いにしへ金殿樓闇にして、玉の御うてな錦の御しとねなと傳へ承りし, も、つねに御製とも遊はして、都の傳に定家卿や家隆卿に評しつかふまつ, となし給ひしか、都わすれとなんいへる白菊の、叢に稀に咲けるこそ、後の, に、今はいつしか引かへさせ給ひて、松の木柱わらの窓、それさへあるに、此, らせ給へは、伐木丁々として御心をいためまいらせ、秋の夜燈盡て枕をそ, 世まての御しるしと語り傳へ侍る、嗟乎いかなれは、羌里の囚れ會稽の辱, をわたり、實に旅寢の夢も見果させ給はす、春山友ましまさすして麓に下, せ給ひしと見えまいらせて、其御跡の物悲しくふりたるに、いつも秋の友, ほとりは海岸に濤々たる烟の浪岸をあらひ、山谷に蕭颯たる烈しき風梢, はたてさせ給へは、鳴蟀喞々として、御胸をこかしおはしますことのみ多, からん、此里の入江戀の浦の水上に、今は堂の平といふ所に皇居をしめさ, その世は衣袖ぬれて、其時の御有樣おもひやり奉るも、恐あることともな, と、此御製、二百年餘の今にいたつて、心もなき山賤、情もしらぬ浦人まて、ひ, うき世にはかゝれとてこそ生れけん理りしらぬ我〓哉, 堂ノ平, 承久三年七月二十日, 一一三

頭注

  • 堂ノ平

  • 承久三年七月二十日

ノンブル

  • 一一三

注記 (18)

  • 411,726,59,1989めを、御身ひとつにうけさせおはします、叡慮も穩かにおはしまさぬ中に
  • 1472,717,58,1998り、いにしへ金殿樓闇にして、玉の御うてな錦の御しとねなと傳へ承りし
  • 307,724,60,1986も、つねに御製とも遊はして、都の傳に定家卿や家隆卿に評しつかふまつ
  • 624,720,60,1990となし給ひしか、都わすれとなんいへる白菊の、叢に稀に咲けるこそ、後の
  • 1368,721,60,1997に、今はいつしか引かへさせ給ひて、松の木柱わらの窓、それさへあるに、此
  • 1047,722,61,1993らせ給へは、伐木丁々として御心をいためまいらせ、秋の夜燈盡て枕をそ
  • 518,718,58,1999世まての御しるしと語り傳へ侍る、嗟乎いかなれは、羌里の囚れ會稽の辱
  • 1156,716,60,2003をわたり、實に旅寢の夢も見果させ給はす、春山友ましまさすして麓に下
  • 732,724,57,1996せ給ひしと見えまいらせて、其御跡の物悲しくふりたるに、いつも秋の友
  • 1261,720,61,2001ほとりは海岸に濤々たる烟の浪岸をあらひ、山谷に蕭颯たる烈しき風梢
  • 942,721,58,1997はたてさせ給へは、鳴蟀喞々として、御胸をこかしおはしますことのみ多
  • 837,725,57,1991からん、此里の入江戀の浦の水上に、今は堂の平といふ所に皇居をしめさ
  • 1577,724,57,1993その世は衣袖ぬれて、其時の御有樣おもひやり奉るも、恐あることともな
  • 1683,717,60,1999と、此御製、二百年餘の今にいたつて、心もなき山賤、情もしらぬ浦人まて、ひ
  • 1791,781,57,1742うき世にはかゝれとてこそ生れけん理りしらぬ我〓哉
  • 839,383,37,115堂ノ平
  • 211,775,42,346承久三年七月二十日
  • 222,2352,38,99一一三

類似アイテム