『大日本史料』 5編 4 安貞元年7月~寛喜元年2月 p.368

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を製し、業とす, あり、藤四郎が妻の居住したる所といひ傳ふ, 元祖藤四郎をはじめ、歴, 深草の里に歸りぬれど、程なく母も身まかりければ、是より陶器に合ふべ, 藤五郎に世を讓りて後、閑居の地なりといふ、山下に比丘尼屋敷といへる, き土を尋むと、泉州堺、江州、勢州、濃州各務郡野口村、當國知多郡半月村、愛智, 淨にて陽に向ひ、土色も他に異にして、唐土より持來りし土に違ふ事なけ, 代の傳説、陶工家にいへると、世に傳へたるとは、大同小異ありて一定しが, 郡末森村等にて、燒試むといへども、いまだ心に應ぜず、故に猶國中山野を, な夫より父の配所備前國松等尾に到り、暫くこゝにても陶器を作り、其後, 巡り見るに、山田郡瀬戸村の山、祖母懷といふ所は、山高くして谷深く、水清, れば、諸州無双の好土なりとよろこびて、爰に居をしめ、竈を造立し、專陶器, 〓ヽ又是より北の方に、禪長菴といへる字殘れり、こは藤四郎老年に及び、男, 藤四郎が宅址は、深川神社辰巳の方田圃中島といふ所にあり、, れをいかにといふに、多く後代に殘りては、後々〓屋衰微に, 藤四郎家貧しかりしかども、數多器物を造る事をなさず、そ, も、瀬戸村に殘る物は、深川神社の狛犬一隻と、神酒壺壹つあるのみなり、今, 及び、又祖母懷の土絶ん事を愁て、燒ざりしといへり、數年住居の所なれど, も古〓跡を掘れば、破れ損じたる燒物數多出る、當時の名人も及ばざる燒, るなり, 損じた, 加〓なり、此頃は今とは異にして、器物の間にへだてを入ざりし故、多く燒, ○中, 今杉, 一株, 略, あ, り, 陶土ヲ求, 作品狙犬, 神酒壺, 〓ヲ喪フ, 諸國ヲ經, 瀬戸ニ住, 同ス, 宅址, ム, 安貞元年是歳, 三六八

割注

  • れをいかにといふに、多く後代に殘りては、後々〓屋衰微に
  • 藤四郎家貧しかりしかども、數多器物を造る事をなさず、そ
  • も、瀬戸村に殘る物は、深川神社の狛犬一隻と、神酒壺壹つあるのみなり、今
  • 及び、又祖母懷の土絶ん事を愁て、燒ざりしといへり、數年住居の所なれど
  • も古〓跡を掘れば、破れ損じたる燒物數多出る、當時の名人も及ばざる燒
  • るなり
  • 損じた
  • 加〓なり、此頃は今とは異にして、器物の間にへだてを入ざりし故、多く燒
  • ○中
  • 今杉
  • 一株

頭注

  • 陶土ヲ求
  • 作品狙犬
  • 神酒壺
  • 〓ヲ喪フ
  • 諸國ヲ經
  • 瀬戸ニ住
  • 同ス
  • 宅址

  • 安貞元年是歳

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  • 三六八

注記 (39)

  • 1020,654,55,407を製し、業とす
  • 321,662,59,1331あり、藤四郎が妻の居住したる所といひ傳ふ
  • 325,2153,57,695元祖藤四郎をはじめ、歴
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  • 437,659,59,2184藤五郎に世を讓りて後、閑居の地なりといふ、山下に比丘尼屋敷といへる
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  • 204,659,61,2181代の傳説、陶工家にいへると、世に傳へたるとは、大同小異ありて一定しが
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