『大日本史料』 5編 17 寛元元年12月~同2年7月 p.247

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はりゆく世のならひ、飛鳥の河の淵瀬には限らさりけめとおほゆ、, せし、, しの原と云所をみれは、西東へ遙になかき堤あり、北には里人住家をしめ、南には池のお, もて遠くみえわたる、むかひの汀、緑深き松のむら立、波の色もひとつになり、南山の影, 鏡の宿にいたりぬれは、昔なゝの翁のよりあひつゝ、老をいとひて詠ける歌の中に、鏡山, いさ立寄てみてゆかむ年へぬる身は老やしぬるとといへるは、此山の事にやと覺えて、, に、をし鴨のうちむれて飛ちかふさま、あしてをかけるやうなり、都をたつ旅人、この宿, をひたさねとも、青くして洸瀁たり、洲崎所々に入ちかひて、蘆かつみなと生ひ渡れる中, この程をも行過て、野路と云所にいたりぬ、草の原露しけくして、旅衣いつしか袖の雫處, にこそとまりけるか、今は打過る類ひのみ多くして、家居もまはらに成行なと聞こそ、か, 行人もとまらぬ里となりしより荒のみ増るのちの篠原, 宿もからまほしく覺えけれとも、猶おくさまにとふへき所ありてうち過ぬ、, 東路の野ちの朝露けふやさは袂にかゝるはしめ成覽, 世中を漕行舟によそへつゝなかめし跡を又そなかむる, しの原, 野路, 鏡宿, 寛元二年二月十七日, 二四七

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  • しの原
  • 野路
  • 鏡宿

  • 寛元二年二月十七日

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  • 二四七

注記 (19)

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