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せすして、命終せんものは、前の念佛の功によりて往生すへきか、將又犯罪の咎によ, 疑心の釋は、上盡一形、下至十聲等にても、決定往生すへしと信すへき文也、雖然、, りて往生すへからさる歟と、上人の請文云、不慮の犯罪、その過頗輕と云とも、往生, 一念の後又稱念せす、ならひに犯罪せは、なを決定往生と信すへきにあらす、如此信, 候は、一重深心に似たるといへとも、還て邪見と成候歟、近來此邪見に住する非輩多候, へからさるかと、上人の請文に云、たとひ決定往生の信心を起とも、其後又稱念する, 佛せすは、順次の往生遂かたく候歟、上人請文に云、此義神妙に候、乃至一念、無有, 也と、又一の御疑云、一生不退の念佛は、不慮に重罪を犯して後、いまた懺悔・念佛, 候歟、何況四重・五逆等の重罪を犯候はんにおいては、往生するに及はす、還て惡趣, 事なく、ならひに小罪なりとも、これを犯して後、懺悔せすは、敢て往生を遂かたく, をのかれ難く候、近來諸宗の衆徒、都鄙の道俗、喧嘩たえす候旨、此儀につき候歟、, 又一の御疑云、縱ひ深信をおこし、專稱を至すとも、重罪を犯して後、更に懺悔・念, においては猶不定に候、其故は已作の罪、懺悔を不用して善業を障すといふ事なく候, 故なりと、右の御書に、善惠上人をめさるゝよしをのせられける間、各々不審を答申, 寶治元年十一月二十六日, 雖モ懺悔念, 深心ノ者ト, 佛セズンバ, 往生ヲ遂グ, ヲ召ス, 諮リテ證空, ルヲ得ズ, 兼實源空ニ, 源空ノ答書, 寶治元年十一月二十六日, 二〇〇
頭注
- 雖モ懺悔念
- 深心ノ者ト
- 佛セズンバ
- 往生ヲ遂グ
- ヲ召ス
- 諮リテ證空
- ルヲ得ズ
- 兼實源空ニ
- 源空ノ答書
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- 寶治元年十一月二十六日
ノンブル
- 二〇〇
注記 (26)
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