『大日本史料』 5編 23 宝治元年10月~同年12月 p.226

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そらへて、吉水の禪房にをくられけり、上人出あひ對面して云、近代遁世者の弟子と, なる人も所存なきにあらす、黒谷の經藏をは、先師慈眼上人の弟子法蓮房と云者あり、, 幼して發心す、宿善のしからしむるなりとて、〓をなかしてそ稱嘆し給ける、その日, 師入滅の後、源空に歸屬するゆへに、附屬すへきよし、既に約諾しぬ、この吉水の房, かの發心の趣向にまかすへし、俗中の是非にをよふへからすとて、小生の申さるゝま, とするにあらす、もし存命し成長するならは、さやうの住處・聖教等は自然に儲こと, 母いとゝ無念におもはれけれとも、すてに恩愛の家を出て、無爲の境にいるならは、, 委附すへきもなく、聖教の相傳すへきもなし、いかゝすへきと申されしかは、童子云、, ゝにそ出したてられける、久我の内苻も此事をきゝ、大に感歎し給て、賢息の儀にな, すなはち出家せしめて、法號を解脱と授られけれとも、笠置寺の上人の同名なりとて、, も、なとかなからんとありけれは、上人ふかく感激して、汝は是わか眞實の弟子なり、, たゝいま參入する事、ひとへに出離解〓のためなり、全く房舍・聖教等の附屬を所期, 舍をは、眞觀房といふものあり、因縁ありて又先約することをはりぬ、いまは房舍の, 善惠とあらためられにけり、諱は證空なり、此は尊考の證の字、師匠の空の字を取給, 寶治元年十一月二十六日, 源空證空ヲ, 眞實ノ弟子, ト賞讚ス, 寶治元年十一月二十六日, 二二六

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  • 源空證空ヲ
  • 眞實ノ弟子
  • ト賞讚ス

  • 寶治元年十一月二十六日

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  • 二二六

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