『大日本史料』 7編 21 応永21年12月~同年雑載 p.119

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と成給ふ、法滅の瑞相かとなけき思ふ計也、又影向の松と申すは、そのか之幾年經たりとも, ひこり、黒煙天を掠めて、燒上る猛火雲を卷て、ひるかへる色は四方似利の上まてものほり、, 九輪地にひゝきて落る音は、金剛輪際の底にも聞えやすらむと夥し、折ふし青嵐はしたなく, となり、佛具・經論・資財・雜物は運ひのくへきいとまもなし、僧・〓食・維那・侍者等、我, たゝいたつらに足を翹たて、目を戴きて、空をのみ見てそ立たりける、此細〓漸々天に燃は, 是によつて一千一躰の尊容をみかき安置せられし梵刹なれとも、佛殿形像もろ友に一時に煙, りにて、門前に御馬を立られ、下知を加へて消せらるれ共、回祿のときいたりけるにや、水, もく手をあかきて、周章迷ひけれとも、上るへきかけはしもなく、打消へき便もなけれは、, 身をたにのかれかねて、垣をくゝり壁をつたひ、辛して逃出たり、左馬頭殿は人數五百はか, ゝる、はしめの程は燈籠の火のことくにて、消もせす燃もせて見えけるか塔頭の僧達身を, をかくれはいよ〳〵もえ、打消はます〳〵燒、あるひはくつるゝ軒の板に頭を打損し、或は, 吹渡りて、餘煙四方に覆ひけれは、本堂・祖師堂・方丈・衣鉢閣・鐘樓・輪藏・寮舍・浴室・, 倒るゝ柱にあたり手足を打せられ、又は燒爛れ疵つきて、半死半生に成者數をしらす、, りけるか、僅なる細〓ひとつ、はるかに七八町を隔てゝ飛去、建長寺の塔の五重の上に落か, 鎭主・土地堂・山門・脇門・廊下・惣門にいたるまて、同時にもえ立て、一宇も殘らす灰燼, 應永二十一年十二月二十八日, 略, 燒ス, 五重塔ニ延, 一宇モ殘ラ, ズ全燒ス, 應永二十一年十二月二十八日, 一一九

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  • 燒ス
  • 五重塔ニ延
  • 一宇モ殘ラ
  • ズ全燒ス

  • 應永二十一年十二月二十八日

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  • 一一九

注記 (23)

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