『大日本史料』 7編 26 応永23年雑載~同24年正月 p.502

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卯の剋に、旗の手嵐になひき、明しらむよこ雲にひらめきて押來る、禪秀これを見て、, ましく思ひて、此軍の勝利我一人にありと鼻のさきうこめくこそをかしけれ、大將持仲・, あれは敵の寄來るか、味方の加勢の馳まいるかといふほとこそありけれ、佐竹佐馬助義, 心の軍に無禮緩怠の有さま傍若無人なり、澁川左馬助・舞木太郎已下の諸將これを目さ, 軍兵をまねきて佐竹を討んと相はかり、先人馬の足をやすめ、陣をとりかためて、馳來, 人に過たる忠戰の者なしと思はれたり、是に依て岩松はなはた驕心の付しかは、諸將同, ねとて、諸將諸侍みな岩松を妬みて不和になり、軍の評定にも出合はす、同しき九日の, 府・玉井・曾我・中村の兵共、すはや敵のよせたるは大將は誰と問に、佐竹左馬助なり, る味方を相待ける處に、岩松四郎頼氏か一族大に戰功あり、度々の軍に先をかけ、當る, 所敵を靡け備へを破り、武勇すてに諸軍に越て目をおとろかしけれは、持仲も禪秀も此, 禪秀も我らか戰功をは餘所になし、岩松一人を世になき武勇者と思はるゝ事こそ安から, くさは是に限るへからすとて、夜にまきれて落うせたり、持仲・禪秀等門出よしと悦ひ、, と聞く、取物も取あへす馬に鞍をかせ、物の具をかため、我も〳〵とすゝみ出て、敵味, 憲一千五百よ騎を卒して押よせ、二手になりて、時の聲をあけたり、岩松・倉賀野・別, 岩松頼氏滿, テ戰功アリ, 之ヲ誇ル, 隆方ニアリ, 應永二十四年正月十日, 五〇二

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  • 岩松頼氏滿
  • テ戰功アリ
  • 之ヲ誇ル
  • 隆方ニアリ

  • 應永二十四年正月十日

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  • 五〇二

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  • 705,719,61,2094卯の剋に、旗の手嵐になひき、明しらむよこ雲にひらめきて押來る、禪秀これを見て、
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