『大日本史料』 7編 29 応永24年雑載~同25年正月 p.57

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

あり、是をみるに、, しつかなる處にも、眞の心さしなけれは、とゝまりかたき浮世のならひ、愚なる身の, る次に、むかし西行上人も、暫おはしけるとなんかたり侍き、やう〳〵深行まゝに、, 正面の柱によりかゝりて眠居たるに、鈴の響谷々に聞えて物すこきに、曉のかね懺法, て、頻に曉の夢をやふり、流水溪を廻て、遙に漲れとも、流に嗽人もなし、かやうの, ゆるし給てんやと問に、何の子細か侍へきといふ、此寺の草創いつの比にかなと尋侍, 地なる樣にて、冬をも過し、正月のすゑつかたに出侍しやらん、か樣にたゝ心のまゝ, かやうの靈所には元より縁に任たる事なれは、しはらく逗留せし事も侍し、其年は白, の聲にたくひて、何となく所からにや、身にしみて聞ゆるにそ、佛法の尊さも一際あ, かと問に、只此伽藍を拜し奉らん心さし計なりと答て、今夜は此禮堂に通夜し侍らん、, に乞食し侍し程に、眞の修行をしらす、或時は深山に入て居をトに、青嵐木すゑを拂, 山たかみ岩ねをしむる柴の庵にしはしもさらは世をのかれはや, る心地せし、さて次の日、佛を禮たてまつるに、内陣の柱に西行法師と書たる筆の跡, 燈ほのかにかゝけつゝ、閼伽盤・花籠なと持たる法師の中に、いつくより詣來る人に, 應永二十四年雜載學藝, 西行, 五七

頭注

  • 西行

ノンブル

  • 五七

注記 (17)

  • 1053,698,51,479あり、是をみるに、
  • 302,699,56,2226しつかなる處にも、眞の心さしなけれは、とゝまりかたき浮世のならひ、愚なる身の
  • 1544,700,61,2196る次に、むかし西行上人も、暫おはしけるとなんかたり侍き、やう〳〵深行まゝに、
  • 1420,697,60,2234正面の柱によりかゝりて眠居たるに、鈴の響谷々に聞えて物すこきに、曉のかね懺法
  • 425,699,61,2222て、頻に曉の夢をやふり、流水溪を廻て、遙に漲れとも、流に嗽人もなし、かやうの
  • 1669,703,62,2226ゆるし給てんやと問に、何の子細か侍へきといふ、此寺の草創いつの比にかなと尋侍
  • 676,698,60,2214地なる樣にて、冬をも過し、正月のすゑつかたに出侍しやらん、か樣にたゝ心のまゝ
  • 801,704,57,2224かやうの靈所には元より縁に任たる事なれは、しはらく逗留せし事も侍し、其年は白
  • 1296,703,60,2224の聲にたくひて、何となく所からにや、身にしみて聞ゆるにそ、佛法の尊さも一際あ
  • 1797,709,59,2234かと問に、只此伽藍を拜し奉らん心さし計なりと答て、今夜は此禮堂に通夜し侍らん、
  • 551,704,61,2224に乞食し侍し程に、眞の修行をしらす、或時は深山に入て居をトに、青嵐木すゑを拂
  • 927,759,54,1639山たかみ岩ねをしむる柴の庵にしはしもさらは世をのかれはや
  • 1170,702,60,2228る心地せし、さて次の日、佛を禮たてまつるに、内陣の柱に西行法師と書たる筆の跡
  • 1920,699,61,2221燈ほのかにかゝけつゝ、閼伽盤・花籠なと持たる法師の中に、いつくより詣來る人に
  • 211,697,47,513應永二十四年雜載學藝
  • 1559,280,40,87西行
  • 205,2487,45,87五七

類似アイテム