『大日本史料』 8編 6 文明4年12月~同5年8月 p.580

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その外事大小となく、公方は耳のよそにきこしめして、萬人三職のはから, いにて、御家督の口入も取つくろひけるによりて、をのつから代々に勢を, れ候とみへたり、人々のほめやう無骨なり、それはおほやう膳部を賞翫す, にも鯉をつくりて出しけり、相伴の人三四人うや〳〵しく陪膳せり、扨鯉, 來の大名、彼勝元におも〓りて、鯉をおくる事かそへかたし。一日ある人の, 一家不雙の榮耀人にて、さま〳〵のもてあそひに財寶をつひやし、奢侈の, くわへ、萬卒これにおそるゝ事、虎狼の〓し就中去ル管領右京大夫勝元は、, を人々おほく賞翫せられて侍るに、勝元もおなしく一禮をのへられける, か、此鯉はよろしき料理と計ほめて、外のと葉はなかりけるを、勝元すゝん, もとへ勝元を招請して、さま〳〵の料理をつくしてもてなしけり、此奔走, きこへもありといへり、平生の珍膳妙衣は申に及はす、客殿屋形の美々し, て、是は名物と覺へ候、さためて客もてなしのために、使をはせてもとめら, るまての禮也、切角のもてなしに、品をいはさる事あるへうもなし、此鯉は, き事、言語道斷なりと云々、此人つねに鯉をこのみて食せられけるに、御家, 淀より遠來の物とみへたり、そのしるしあり、外國の鯉はつくりて酒にひ, 奢侈ヲ極, 鯉ヲ嗜ム, 淀河ノ鯉, 文明五年五月十一日, 五八〇

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  • 奢侈ヲ極
  • 鯉ヲ嗜ム
  • 淀河ノ鯉

  • 文明五年五月十一日

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  • 五八〇

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  • 1802,644,71,2194その外事大小となく、公方は耳のよそにきこしめして、萬人三職のはから
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