Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
朝臣の人には告よといひしなと思ひ出て、, の浦人、旅人をむかへて、世のいとなみにする、海路のわたし守成へし、やゝ, たりにて、舟にのれといふ者あり、あやし天の岩船にやと思ふに、此山の末, はみゆる寺有、うち過入もて行は、深山にいとゝ木深く、鳥のねも絶たるわ, 豐浦といふうら成へし、當社は稚櫻宮天皇におはします、神主則對面して, なり、船もよひするほと、此地をしる人の家にやすらふさま、驛舘の心ちす、, そし、舟子共のうら悲しけにから海をしわたりつゝ、沖中過るほとに、滿干, 水むまやにはあらぬ雜事をろかならす、かくて船出し侍るに、風あらくな, 心行道たにうきを漕いてゝ八十島かけし人をしそ思ふ, ありかたし、いとゝ祈念をこらし侍るに、すてに著岸す、仲哀天皇の皇居は、, る玉とかやいへる、二の嶋をみるにも、からくにの人さへしたかひけん昔, りて、いかにと佗あへるに、〓の釣舟の波なれたるを見るもあはれなり、篁, うつり來てはふといふ浦にいたりぬ、嶋々おほくつらなりて、浪の上風靜, 跡のしら浪をかへりみれは、汀の松遠さかりつゝ、潮風にけふれるも心ほ, 惜み立出、はるかに行てその里をとへは、今宿とかいひて、左に塔婆のなか, 滿珠, 干珠, 埴生浦, 豐浦, 今宿, 文明十二年六月是月, 三九一
頭注
- 滿珠
- 干珠
- 埴生浦
- 豐浦
- 今宿
柱
- 文明十二年六月是月
ノンブル
- 三九一
注記 (22)
- 920,683,56,1277朝臣の人には告よといひしなと思ひ出て、
- 1490,685,63,2178の浦人、旅人をむかへて、世のいとなみにする、海路のわたし守成へし、やゝ
- 1606,684,63,2190たりにて、舟にのれといふ者あり、あやし天の岩船にやと思ふに、此山の末
- 1722,685,64,2183はみゆる寺有、うち過入もて行は、深山にいとゝ木深く、鳥のねも絶たるわ
- 209,690,61,2197豐浦といふうら成へし、當社は稚櫻宮天皇におはします、神主則對面して
- 1261,685,61,2200なり、船もよひするほと、此地をしる人の家にやすらふさま、驛舘の心ちす、
- 559,692,58,2181そし、舟子共のうら悲しけにから海をしわたりつゝ、沖中過るほとに、滿干
- 1144,686,59,2184水むまやにはあらぬ雜事をろかならす、かくて船出し侍るに、風あらくな
- 796,755,59,1902心行道たにうきを漕いてゝ八十島かけし人をしそ思ふ
- 323,695,61,2196ありかたし、いとゝ祈念をこらし侍るに、すてに著岸す、仲哀天皇の皇居は、
- 443,695,58,2185る玉とかやいへる、二の嶋をみるにも、からくにの人さへしたかひけん昔
- 1030,688,60,2186りて、いかにと佗あへるに、〓の釣舟の波なれたるを見るもあはれなり、篁
- 1376,681,62,2193うつり來てはふといふ浦にいたりぬ、嶋々おほくつらなりて、浪の上風靜
- 671,688,62,2182跡のしら浪をかへりみれは、汀の松遠さかりつゝ、潮風にけふれるも心ほ
- 1835,680,67,2187惜み立出、はるかに行てその里をとへは、今宿とかいひて、左に塔婆のなか
- 534,332,44,82滿珠
- 578,332,42,82干珠
- 1373,325,43,126埴生浦
- 228,335,44,82豐浦
- 1851,324,40,86今宿
- 108,764,46,385文明十二年六月是月
- 105,2463,49,110三九一







