『大日本史料』 9編 13 大永元年5月-大永元年12月 p.7

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にや、春の風塵垢不可得の縁にむすほゝれ、むなしく蒼天の煙となりぬ、非想の諸天も, いかになけき、地祇の諸類もさこそはおとろき給らんと、あさましかりし回祿也、しか, 一彈指の間ならむかし、爰に小僧眞覺佛乘修業のため、那智の御山に千日山籠はたし遂, ちのほりて、又千日恭敬の大願ををこす事八百日になれり、しかるに此鴈塔造營の發願, 寒暑を送る所に、ある時雷火の災難慮外に來て灰燼となりぬ、愁歎あまりある者歟、其, 淨土の化儀けたしこゝに周備せり、抑うらめしきかな、縁謝即滅の時節まさにいたれる, 夫當山西塔者、開闢の建立として、見聞の結縁をすゝめ、參詣の功徳をなして、數回の, りといへとも、機興即生の一運にあたらは、再興の成風をあふき見てんも、おもへは只, てより、十味の穀漿をたつ事、十とせあまり七かへりの春秋をへたり、近曾高野山によ, 後古山珠阿といひし世すて人、再興の思切にして、遙に扁舟を高麗の浪にうかへ、歸帆, しは〳〵平にして、珍寶綾羅の貨財につのりて、速に起立を得たり、されは半月の光碧, 空にかゝやき、團形のよそほひ紫雲にそひけり、五智如來相好光明あらたにして、密嚴, 特には十方檀那の芳助を蒙り、高野山西塔を再興し、貴賤の利盆をすゝめむとこふ, 状, 大永元年五月二日, 七

  • 大永元年五月二日

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注記 (16)

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