『大日本史料』 9編 19 大永3年正月-大永3年4月 p.307

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えたるやうに思ひ侍り、その折からも人々へ御いとまこひありておほせおかれし事は、, らへ侍る、是死をおそるゝにあらねとも、ちかく方人のなき折ふしは心ほそきものなり、, 鰥寡孤獨のもの平生ちからなくおもはん事をしはかれり、慈悲の心なきものはいけるか, を察して心をあきらめらるへし、一日もいけらんうち、身に應して人を扶助し給へしと、, ひなし、いはんや天下をしらんものをや、第一不便を先とすへき物なり、つら〳〵古今, けまくおもふ事侍れと、月日は逝ぬ、年やうやくかたふき行は、終に其思慮をむなしう, しめやかに御雜談有けれは、彼亞相もつら〳〵上意をうけ給はりて、かりきぬ袖をしほ, られ、とかふの返答もなかりしとかや、まことに大樹の身として、かゝる御心はえ世に, たるへし、予壯年よりつねに下僕を撫て、匹夫をあはれむ心のみあれと、我身さへ心に, して、いきとをりを泉下にとゝむへしと思へり、人々も當時衰朽の身なれと、みつから, まかせぬ世なれは、事行かてうち過侍る、いましはし世のさまをうかゝいて、我志をと, をかんかふるに、泰時・時頼は唯人にあらす、我朝の武賢といはんはかれらかふるまひ, ありかたき事に侍る、いなかへうつらせたまひしのちは、貴賤みなくらきともしひのき, をしらさる也、われ一とせ政元か事にくるしめるにより、下民のいたはりをおもひなそ, 大永三年四月九日, 三〇七

  • 大永三年四月九日

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  • 三〇七

注記 (16)

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