『大日本史料』 9編 20 大永3年4月-大永3年9月 p.360

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しき國方卿のむすめも、この一日よりこれに候、かやうにおほく取をきて、あいすへき, 我ハ是みやこのものにて候か、去年の春のころよりとられて、すてに鬼の食となるへき, ハして物を申事なし、思のあまりになき候へは、大なるめにてにらまれ候へハ、きもう, 身をたすけ、又今日はわらハか番に此きる物をすゝかせ候、我もいつかかゝる身となり, そ、と問給へは、女房申されけるは、中御門の花園のむすめにて候、かやうにあひした, しき女房達も候へとも、たかひにめを見あはせて、おそろしさにことはに出、色にあら, 候ハむすらんとおもへは、かくてあるへしともおほえすとて、ふしまろひ、なきけれハ, せ、心もきへて、中々一度にしにたらは、かやうにおそろしき目をは見候ハし物を、露, に、ふしきにいまゝてなからへて候也、都より取て候女房たちも卅餘人候し、あひした, 此二三年になり候つるを、今日ハ身をしほり、血をいたし、息たえ候へは、藥をもつて, 程あいしてあき候へは、人屋と云所に入置て、身をしほり、血を出して酒と名つけ、こ, 人々あはれにむさんに思はれけり、頼光のたまひけるハ、都よりと仰候へはいかなる人, れを呑候、ころしてハ肉を切て餌食とし候也、又八條の邊に中務と申人のむすめを取て、, 命のなからへて、かなしさおそろしさ申計なく候、可然ハ、各歸りたまハヽつたへてた, 大永三年九月十三日, 三六〇

  • 大永三年九月十三日

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  • 三六〇

注記 (16)

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