『大日本史料』 10編 2 永禄12年3月~同年6月 p.195

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對しては、一言をも答へず、只追放すべし云々とのみ言へり、既に遲くなり, 田殿は、國王の前にあらずば、直に首を斬るべきなりと言へり、予が聞きた, 福音の教に對し、多く〓辱の言をなし、都より予を追放せんことを王に懇, る所に依れば、王が彼を恕したるは、内裏の爲めにして、其宮殿の工事の爲, らんが爲めには、教を聽く必要あり、今之を聞かんと欲すと答へしが、之に, 目的とする所は、既に述べたる如く、世俗の事にあらず、然れども、弟子とな, 倒れかゝらしめたり、王は更に嚴しく之を責め、彼は我等の主デウス及び, すべしと言ひ、他の大身達も彼に對し、同一の言其他多く述べしが、特に和, 鎭りたる時、予は王に向ひ、日乘上人の騷擾は、彼自ら發したるものにして, 予は己の言を以て、彼の心を亂さんとせしに非ず、眞の教を説かんとせし, なりと述べしに、彼は此時兩手を以て激しく予を〓き、少しく佐久間殿に, 請し、予に向ひては、釋迦に對し、惡言をなさば、直に罰を加ふべし、汝速に我, が弟子とならば、名譽と恩惠を輿ふべしと言ひたれば、ロレンソは、我等の, め、信長の獻じたる四五千クルサドを、前日此坊主に託したればなり、一同, 奪ひたり、一同之を責め、王は笑つて、彼の面前に於て、甚だ無禮なり、再び坐, 日乘ふろ, 罵ル, いす等ヲ, 永祿十二年四月八日, 一九五

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  • 日乘ふろ
  • 罵ル
  • いす等ヲ

  • 永祿十二年四月八日

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  • 一九五

注記 (20)

  • 307,675,60,2200對しては、一言をも答へず、只追放すべし云々とのみ言へり、既に遲くなり
  • 1708,679,58,2200田殿は、國王の前にあらずば、直に首を斬るべきなりと言へり、予が聞きた
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