『大日本史料』 10編 9 元亀3年3月~同年7月 p.369

Loading…

要素

割注ノンブル

OCR テキスト

花にいとふ風のたよりもつれなくてうき身にしほる袖の露けき, かけさむき霜のまかきの呉竹に世は舂とてやうくひすのなく, 我思ひ螢もしらは秋かせの雲井にかよふしるへにはせん, 寄風戀, かそふれはけに年なみもくれ竹の舂をとなりに鶯のなく, おしましる花の都も山さとも春にといそくとしの暮かな, 都よりおもふは遠しもろこしのみちあかけにも年の行らん, あさな〳〵〓ともしらす雪もまたふる巣にさむき鶯のこゑい, としはいさいまくれ竹の世にわかぬ春をそつくる軒の鶯, 年のうちに春はありとや鶯のなく音にしるき軒のくれ竹, 年内鶯, 珍重〻、, 古巣・鶯、春題也、春ともしらぬはかり在之候、年内, 心得あるへく候、影の次第大かた、首つゝ、思待・契逢・恨忘なとやうの心を寄て、讀候へきこて候、詞なきとト, 逢〓たのむなと、なに, 且花とはかりよみ、風とよみたるこて、一向餘情なく候哉、, 花にいとふ風こて候は、其かくこて餘情も心もつき候、, とあそはしましく候、, 御詠共いよ〳〵詞文字ハかりとやう〳〵連候て、心よりあらはし、出思案候所、一向不見候、不可然候、恋なとは, 心得あるへく候、影の次第大かた、首つゝ、思待・契逢・恨忘なとやうの心を寄て、讀候へきこて候、詞なきとト, 古巣・鶯、春題也、春ともしらぬはかり在之候、年内, 宜候〓、結句可有御案哉、如何、, 〓龜三年七月二十五日, 三六九

割注

  • 逢〓たのむなと、なに
  • 且花とはかりよみ、風とよみたるこて、一向餘情なく候哉、
  • 花にいとふ風こて候は、其かくこて餘情も心もつき候、
  • とあそはしましく候、
  • 御詠共いよ〳〵詞文字ハかりとやう〳〵連候て、心よりあらはし、出思案候所、一向不見候、不可然候、恋なとは
  • 心得あるへく候、影の次第大かた、首つゝ、思待・契逢・恨忘なとやうの心を寄て、讀候へきこて候、詞なきとト
  • 古巣・鶯、春題也、春ともしらぬはかり在之候、年内
  • 宜候〓、結句可有御案哉、如何、

  • 〓龜三年七月二十五日

ノンブル

  • 三六九

注記 (24)

  • 1344,618,55,2074花にいとふ風のたよりもつれなくてうき身にしほる袖の露けき
  • 756,618,57,2064かけさむき霜のまかきの呉竹に世は舂とてやうくひすのなく
  • 1459,613,62,2087我思ひ螢もしらは秋かせの雲井にかよふしるへにはせん
  • 1578,733,54,166寄風戀
  • 404,619,56,2095かそふれはけに年なみもくれ竹の舂をとなりに鶯のなく
  • 1810,623,56,2070おしましる花の都も山さとも春にといそくとしの暮かな
  • 1691,620,64,2071都よりおもふは遠しもろこしのみちあかけにも年の行らん
  • 287,613,57,2084あさな〳〵〓ともしらす雪もまたふる巣にさむき鶯のこゑい
  • 637,623,59,2072としはいさいまくれ竹の世にわかぬ春をそつくる軒の鶯
  • 521,611,57,2081年のうちに春はありとや鶯のなく音にしるき軒のくれ竹
  • 873,732,53,169年内鶯
  • 360,2635,43,150珍重〻、
  • 241,1830,48,1041古巣・鶯、春題也、春ともしらぬはかり在之候、年内
  • 1089,624,45,2228心得あるへく候、影の次第大かた、首つゝ、思待・契逢・恨忘なとやうの心を寄て、讀候へきこて候、詞なきとト
  • 1019,610,42,437逢〓たのむなと、なに
  • 1207,1699,45,1169且花とはかりよみ、風とよみたるこて、一向餘情なく候哉、
  • 1253,1702,44,1080花にいとふ風こて候は、其かくこて餘情も心もつき候、
  • 974,613,44,418とあそはしましく候、
  • 1136,611,44,2242御詠共いよ〳〵詞文字ハかりとやう〳〵連候て、心よりあらはし、出思案候所、一向不見候、不可然候、恋なとは
  • 1090,620,46,2233心得あるへく候、影の次第大かた、首つゝ、思待・契逢・恨忘なとやうの心を寄て、讀候へきこて候、詞なきとト
  • 241,1830,48,1038古巣・鶯、春題也、春ともしらぬはかり在之候、年内
  • 473,1918,51,635宜候〓、結句可有御案哉、如何、
  • 185,727,44,429〓龜三年七月二十五日
  • 182,2389,48,127三六九

類似アイテム