『大日本史料』 10編 15 天正元年4月 p.34

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淺くして水少きを慮りて、銀八十枚を出したれば、この心配は輕減せられたり、, て、甚だ富貴なる人々居住し、曰日本に於て用ひらるゝ絹物及び緞子は、悉く此處にて製造, 憐愍するの餘り、夜中大部分眠ることを得ず、休息すること能はざりき、又發熱し、食慾を, 置きたれば、當日起りたる事は、甚だ不幸にして憐むべき事と云ふべし、之に就き尊師に, 通信するに當り、只涕泣し、又同情するの他無きなり、キリシタン等も亦之に加はり、元來, 懷きたり、然れども一方には坊主等、他方には村民ありて、共に危險の切迫し、而も堀の, 貧窮なりしが、今は全部を失ひたれば、數日前よりこの不幸の外は聞く所なく、予は之を, 失ひ、頭痛に苦しむこと數曰なりしが、尚歩行するを得、諸人を助け、又慰むることを得, 主なる家財、良き衣服、金銀及び高價なる道具を、右の燒拂はれ破壞せられし村々に送り, 直に彼等を捕へ、或は牛の背に乘せ、或は小兒を抱き、或はその手をとりて兵士等の前を, たるは、主を讚美すべきことなり、上の都は(尊師の知らるゝ通り)日本全國の都城にし, し、又高雅なる人々の夫人にして、最も高貴なる者住みしが、美濃及び尾張の兵士等は、, 予が前に述べたる如く、上及び下の都の住民は都の燒拂はるべきを恐れ、妻子、僕婢及び, 歩行せしむ、何れも著物の袖に綱を通して、數人共に縛して營所に曳き行きたり、歩行に, 避難, 上京ノ状態, 京都町民ノ, 女子ヲ拉致, 信長ノ兵婦, ス, 天正元年四月四日, 三四

頭注

  • 避難
  • 上京ノ状態
  • 京都町民ノ
  • 女子ヲ拉致
  • 信長ノ兵婦

  • 天正元年四月四日

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  • 三四

注記 (22)

  • 1607,749,58,1936淺くして水少きを慮りて、銀八十枚を出したれば、この心配は輕減せられたり、
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