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し事なれは、些も騒かす、近仕之輩に向ひ、旁よく覺給へ、宗三つみせられなは、遠, くは三年、近くは今年を過へからす、御家潰亡に及ひ御後悔あり、却而宗三を思し召, 比之取沙汰に、平田の御殿をは源右衞門御所と稱し、君をは平田の入聟と號け、上下, れは、御家門繁昌・御武運長久にわたらせ給ふへし、是をも猶御用なく、奇怪に思し, 餘り過たる詞かな、さらは願を叶へんと、腰之刀に手を懸給へは、土居素より思ひ設, 候へとも、君襁褓の内より、もり立奉り候へは、晝夜によらす御寢所へ參し候とて、, 召ならは、宗三か皺首を召れ候て、其後はいかほとも御心の儘に働かせ給ふへしと、, 〓をなかし申けれは、康政大きに怒て、夫諫言は人臣のつね也、然るに皺首うてとは, 終に人を以て案内申上たる事は御坐なく候、平田御遊興の事、再三諫言申上るに付、, 申ける、中納言殿、案内なしに推參は、無禮之至也、急き退出すへしと宣へは、土居, 御家之亡んを見奉らん事、なんほう悲しく候、あはれ諫言を入させられ、御過を改ら, 畏て申けるは、恐れなから御心を靜られ、事の道理を聞し召れ候へ、事新しき申事に, うとましく思しめし、舊功をも忘させ給ひたりと覺候、君はしろしめされ候まし、此, さみし物わらひに致すよし承り、偏に御家の末と存し淺猿く候、宗三よはひかたふき、, 兼定ノ世評, 天正元年九月十六日, 九九
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- 兼定ノ世評
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- 天正元年九月十六日
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- 九九
注記 (17)
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