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會議評定はかもゆかぬ間に、城は水にひたりける故、城主清水氏切腹す、や, かて京の大變申來りけれは、和議して互に誓紙人質取かはし、人數御引取, との間、大海の如くに成て、たとひ追討の心ありても、何ともすへき樣なき,, 成、沼の城のあたり迄御つれ被成、それより御かへし被成候ける也、秀家よ, に、大海の如く成ける、扨城外の山々の、城の方へ流る雨脚は云に及す、備前, 被成る時、彼堤を切てはなさせ、其儘御引取被成候へは、俄に毛利家の陣所, 々御ねんころに、いろ〳〵御咄しなと被成、今より以後、我養子と御約束被, の方の山半分に溝を付て、備中高松の方へ流しかけるなり、於今其山水備, にて、秀吉公御對面ありし時、秀吉公の召されたる乘輿の中に入たまひ、樣, 事にてありし也、備前の秀家幼少にて、岡山の城より出向、半田山のあたり, けれは、其川下は二三尺迄はなき程の淺瀬と成る所を、土俵を以てせき切, とそ、右の譯にて、城中の兵、何の分別出へき樣もなく、寢耳に水の入たる樣, にて、あきれたるはかりと見へ申候、扨毛利家の後詰も、彼みせ矢倉に見驚、, 中の田地へ取申故に、備前の水にて備中の田を作ると、俗に申は此時より, 門前村の前の堤の口へ入けれは、逆卷て城外へ水滔々と、目もこすらぬ間, 大海ノ如, 毛利氏ノ, 兩陣ノ間, 後詰見セ, ツケテ水, クナリテ, 櫓ニ驚歎, 山ニ溝ヲ, 流ス, 備前方ノ, ヲ高松ニ, 追討困難, ス, 天正十年六月四日, 八五
頭注
- 大海ノ如
- 毛利氏ノ
- 兩陣ノ間
- 後詰見セ
- ツケテ水
- クナリテ
- 櫓ニ驚歎
- 山ニ溝ヲ
- 流ス
- 備前方ノ
- ヲ高松ニ
- 追討困難
- ス
柱
- 天正十年六月四日
ノンブル
- 八五
注記 (30)
- 1106,653,64,2191會議評定はかもゆかぬ間に、城は水にひたりける故、城主清水氏切腹す、や
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