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となりと言へり、是に於いて、多くの美味を持ち來らしめて、一同を饗應し、, 武器は此の如く靜にして、愉快なる歌の聲の多きは、外にありし者の驚く, 及び窓は好く閉ぢ、城を圍みたる敵に對しては、内より少しも銃を發せず、, て、數月前彼に嫁したる妻を、家族の他の婦人一同と共に〓し、直に劒を以, 年少なる子女の幼弱も、可憐なる〓も顧ず、悉く之を〓し、次に彼等も互に, 所なりき、此間に藁に火藥をかけ、家に火を放ち、柴田は先づ信長の妹にし, め、柴田は一同の意見を徴したる上、此事を見たる一人の老女を城門に出, 涕泣聞え、火災の音響よりも高き恐ろしき聲起りたり、此の如くして最も, 燒き盡したり、羽柴其他の敵に、城内に於いて起りたる事を知らしめん爲, て腹を十字に切り、死して倒れたり、他の武士等、其他城内に在りし者も、皆, 樂器を奏して、酒を飮み、時々舞踊又歌謠をなし、愉快に大聲に笑ひ、恰も戰, 殺し合ひたり、而して其跡を留めざらんが爲め、火は來りて、哀なる死骸を, 先づ其愛する妻及び子女を〓したれば、前の歌唱の代に、大なる叫喚及び, 勝を祝するが如くなりき、而して諸室竝に廣間には、多く藁を積み、城の戸, むは、吾に對する一同の愛情に對し、現世に於いて報いること能はざるこ, ノ宴ヲ張, 情況ヲ敵, 老女ヲシ, テ城中ノ, 勝家訣別, 勝家屠腹, 天正十一年四月二十一日, 二三五
頭注
- ノ宴ヲ張
- 情況ヲ敵
- 老女ヲシ
- テ城中ノ
- 勝家訣別
- 勝家屠腹
柱
- 天正十一年四月二十一日
ノンブル
- 二三五
注記 (23)
- 1786,607,81,2223となりと言へり、是に於いて、多くの美味を持ち來らしめて、一同を饗應し、
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