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なれは、敵陣にては、各よき打ものかなと申けれ共、中書か勢ひ撓まされ, 第に馳集る、爰にてまた御評議有て、大閤不寄來内に、早々小牧へ御陣替, 御移りの由、かた〳〵手を空しくして、夫より跡へ御引取しと也、, 少勢なる間、中書手勢にてかこひ奉り、小幡へ入給ひけまは、御人數も次, 山かせを被通、中書も間近くすりつけ押けるか、敵の大軍に少しも臆た, す、やゝもすれは此方より仕懸んとの氣色也、其躰あきらかに見えし事, 權現樣は御勝利を得られ、はや小幡へ引取せらるゝ由注進聞へしによ, 可然との事にて、早潜に小牧へ御越なり、扨大閤は龍泉寺山へ押上り見, は、誰向て可討と云者なかりけるよし也、〓中書は何事もなく押過、合戰, 終り、權現樣は小幡へ引取給ふ所へ參りあひ、御前へ出けれは、よく參り, たるとて御感なり、御人數は方々へ追討にわかれ、いまた集らす、御馬廻, 給ふに、味方の先手の人數一人も見へされは、何れも力を落しける由也、, 候處に、中書手勢を引連、しつ〳〵と下知して、大閤の陣に相並押、大閤は, り、さあらは小幡を可取圍とて、先人數を差向らるといえとも、早小牧へ, 〔永日記〕一長久手に大閤方先手森庄藏手へ、神君方ゟ鐵炮きひしく打れ, 小牧ニ移, 家康小幡, ニ人ル, 天正十二年四月九日, 五三三
頭注
- 小牧ニ移
- 家康小幡
- ニ人ル
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- 天正十二年四月九日
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- 五三三
注記 (20)
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