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騒き馳來る、其内に左近は行方しらす成にけり、入道は程なく空しく成給ふ、是は定て, りに隱れ居て、飢死けるとそ聞えし、, ひ、入江めは素より侫奸不義の者なれは、召仕はすして差置ぬ、察するに、彼惡逆は當, ト云者アリ、カレニ賄ヲ入、兼定卿ヲ討申サバ、恩賞ハ望ニ可仕ト慊シケルニ、左近當, 元親か下知たるへし、天命しらぬ愚人かなと、諸人擧てさひしける、宮内少此由を聞給, らんとて、枕を双へて伏給ふ、入道殿深く寢入給ふを、左近儉に起上り、脇差を拔、御, 宣ひける、左近は土左へ逃歸けれとも、元親へ申出る事も叶はす、舊領伊尾原の片ほと, て、不覺の〓にむせひ給ひ、昔今の物語して、餘りになつかしきに、一所にやとりて語, 片腹につき立たり、入道殿こわたはかられたり、出あへ者ともと喚き給へは、家の内驚, 罪人ノ不赦事ヲ思、イカヾセント案煩ケルガ、屹ト思出シテ、元兼定卿ニ仕シ入江左近, 家奉公の望にて、忠節にせんとの爲成へし、元親思ひよらぬ惡名を得たる事こそ遺恨な, 〓陰徳太平記〕五十兼定卿再土州打入給付入江左近之事, れ、哀れ入江めか出來れかし、しはり首切て入道殿に手向、我耻辱をもすゝくへしとそ, 元親ハ兼定卿戸嶋ニ御座ト聞テ、押寄テ奉討、八逆, ○上略、兼定土佐ニ入リテ恢復ヲ圖ルコト, ニカヽル、天正三年十二月是月ノ條ニ收ム、, 長宗我部), 以テ兼定ヲ, 元親入江左, 刺ス, 左近脇指ヲ, 近ノ不義ヲ, 元親入江左, 兼定程ナク, 薨ズトノ説, 近ニ命ジテ, 怒ルトノ説, 兼定ヲ討タ, シメントス, 天正十三年七月一日, 二六五
割注
- ○上略、兼定土佐ニ入リテ恢復ヲ圖ルコト
- ニカヽル、天正三年十二月是月ノ條ニ收ム、
- 長宗我部)
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- 以テ兼定ヲ
- 元親入江左
- 刺ス
- 左近脇指ヲ
- 近ノ不義ヲ
- 兼定程ナク
- 薨ズトノ説
- 近ニ命ジテ
- 怒ルトノ説
- 兼定ヲ討タ
- シメントス
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- 天正十三年七月一日
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- 二六五
注記 (31)
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