『大日本史料』 11編 別巻1 p.50

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めには都合よく、この地方の海上に於いて六、七箇月間吹き續く北の風を得しなり、水夫, かくの如き順風を得て樂しく數日間進みしが、風は盆〻加はり、激しく荒れ狂ひて、極め, デ・リマと稱する高潔なる紳士にして、耶蘇會のパードレとは特に親しく、また信心深, たり、更に苦惱を倍加せしは、船が甚しく左右に動搖し、船内の人も物も轉動せしことな, 等は經驗により、この風を持ちて出帆するを常とし、この時節をモティオ不と稱せり、, り、これがために、眠ることも休息をとることも適はず、暫時睡眠をとり休息せんとすれ, ば、柱に身を縛りつくるを要したり、この動搖は激しく、嵐は續き、最も海に馴れたるも, て大なる波浪を起すに至れり、その浪はたゞ見るものをして恐怖の念を懷かせしのみなら, く、喜びてヴィジタドールのパードレと公子等とを迎へしのみならず、大なる愛情と歡喜, と考へたり、一五八二年二月二十日, ず、激しく船に打寄せ、宛も大砲の打撃の如く、船の破壞せざりしは稀有のことと思はれ, とを表し、己の室を彼等に與へ、その船がかくの如き人々の用を爲すことを大いなる名譽, のすら堪ふること能はず、船暈を催して倒れ、半ば死したる如くなりたり、かくて、屡起, の港を出でてシナに向ひしが、二日ののち更に好き天候に惠まれたり、即ちこの航海のた, デウスの加護を得て好天に帆を揚げ、こ, 十八日二當ル, ○天正十年正月一, 航海ノ危險, 天正十年是歳, 五〇

割注

  • 十八日二當ル
  • ○天正十年正月一

頭注

  • 航海ノ危險

  • 天正十年是歳

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  • 五〇

注記 (20)

  • 1209,600,77,2287めには都合よく、この地方の海上に於いて六、七箇月間吹き續く北の風を得しなり、水夫
  • 978,610,74,2279かくの如き順風を得て樂しく數日間進みしが、風は盆〻加はり、激しく荒れ狂ひて、極め
  • 1789,588,73,2297デ・リマと稱する高潔なる紳士にして、耶蘇會のパードレとは特に親しく、また信心深
  • 634,612,72,2281たり、更に苦惱を倍加せしは、船が甚しく左右に動搖し、船内の人も物も轉動せしことな
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  • 517,609,75,2291り、これがために、眠ることも休息をとることも適はず、暫時睡眠をとり休息せんとすれ
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  • 861,603,75,2287て大なる波浪を起すに至れり、その浪はたゞ見るものをして恐怖の念を懷かせしのみなら
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