『大日本史料』 11編 別巻1 p.62

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いて夜を過すことに不安を覺え、擔夫のインド人等の意志に反して進むことに決したり、, の男子二人、一人は劍と楯とを持ち、一人は大なる槍を手にして姿を現はし、彼等を見て, 恐しき叫聲を揚げたり、パードレはその最後の時の既に來りたるを疑はず、主にその靈魂, 彼等は種々の理由を述べてパードレに説きしが、彼等は〓して信頼するに足らず、またそ, に害を加へずして去りたり、彼等は〓猛にして野獸の如く、人間の命を奪ふことを少しも, 竝びに同行者の食物を少しく得たり、されど、暫して穩ならざる氣配を認め、同所に於, 際に、彼とその同行者との身に降りかゝるべき危難を想像し居りたり、そのとき黒き裸體, はれ、また屡殺害せらるゝ由なり、故に恐怖を懷き、かゝる場所にてかくの如き暗黒の, と能はざるところなり、加ふるに、噂によれば、同所は盗賊の巣窟にして、旅人は物を奪, の勞を免れんがためなりと考へられしを以て、彼等の言を用ひざりき、しかして行進を始, めたるのち、暫くして鬱葱たる森林に著きたり、日中にても恐怖を懷かずして通過するこ, 意とせざる人々なるが故に、このことはデウスの特別なる御惠と考へられたり、他の危險, を委ね、祈祷を捧げて、その準備をなしたり、しかるに御慈悲により、二人の蠻人は彼等, は、甚だ小さき船に乘り、海岸を離るゝや忽ち極めて大なる波のため、殆んど覆没せんと, 乘船覆没セ, ントズ, 蠻人二遭フ, 天正十年是歳, 六二

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  • 乘船覆没セ
  • ントズ
  • 蠻人二遭フ

  • 天正十年是歳

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  • 六二

注記 (19)

  • 1690,598,61,2259いて夜を過すことに不安を覺え、擔夫のインド人等の意志に反して進むことに決したり、
  • 880,607,63,2281の男子二人、一人は劍と楯とを持ち、一人は大なる槍を手にして姿を現はし、彼等を見て
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