『大日本史料』 11編 別巻2 p.271

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日本の少年等を激勵し、こゝに於いて死することは神の意によるものなるを以て、潔く死, 仕ふるために出でし日本に、神がその榮光のために彼等を導き給はんことを信じたり、こ, かる際に臨みて、たゞ泣叫び、神に立願するよりほかの手段のなかりしことは言ふを俟た, なる五百スクドを聖母のために奉獻すべしとの誓願を立てたり、パードレ等もこれを視福, の間に航海士は、三番目にして最後の錨を取出だし、これを海中に投ずるに先立ち、もし, ず、同船にてインドに渡航する我が會員十九人の長なるパードレ・ヌニヨ・ロドリゲスは, 人力の及ぶ最後の望なるこの錨が、幸に彼等を引留むることに成功せば、鋼鐵と鐵との價, の更に大なる危險に遭遇せし折も、彼等は神の加護によりて、こゝに於いても、また他處, 認めたり、この人種は猛獸の如く殘忍にして、また惡魔の如く漆黒なり、群をなして海岸, に就くべきことを諭したり、彼等がのちに告白せしところによれば、このときも、また他, 間なる陸地に向ひて直進せしが、海深は六歩に過ぎず、海岸に近づくや、カフリ族の姿を, に於いても死することはなかるべきことを心中に感得せし由なり、しかして彼等は、神に, に出で、船の難破を待ち、殺戮と掠奪とを擅にせんとするなり、悲慘なる乘客等が、か, りしにも拘らず、波浪のために切斷せられたり、しかして船はマフタ及びロラン兩河の中, 錨ヲ投ジテ, 潮流ニ抗ス, ケタル蠻族, 海岸ニ待受, 天正十年是歳, 二七一

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  • 錨ヲ投ジテ
  • 潮流ニ抗ス
  • ケタル蠻族
  • 海岸ニ待受

  • 天正十年是歳

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  • 二七一

注記 (20)

  • 1088,601,63,2294日本の少年等を激勵し、こゝに於いて死することは神の意によるものなるを以て、潔く死
  • 623,600,62,2290仕ふるために出でし日本に、神がその榮光のために彼等を導き給はんことを信じたり、こ
  • 1319,601,65,2294かる際に臨みて、たゞ泣叫び、神に立願するよりほかの手段のなかりしことは言ふを俟た
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