『大日本史料』 12編 4 慶長十一年四月~同十二年七月 p.124

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久三, 上意有し、扨夫よりも、久三郎は樽酒を持て歸らんと思ひしか、重かりけれ, 目に立事もなかりしかと御尋有しに、何の替候儀も無御座罷出候か、御玄, 關にて、兩人私共に太儀成とて、巾着より銀錢貳錢取出し、投て呉候、心よか, 雙の勇士也、汝ら彼か勇にあやかり候樣にいたせ、右の錢取て守に掛よと, れは、御笑被成、いかにも其通り也、乍去、其方か如き者多く無故、かゝる事を, もするそと被仰しかは、夫もそふと御挨拶申けると也、, 有、此久三郎も奉行勤ける、折節神君御巡見遊し、御指圖も有しに、久三郎太, けるとかや、武偏は類ひなかりしかとも、至て不骨者成と言傳り, は、暫思案の體に見えけるか、木綿の下帶を解て、樽をくゝり合、肩に引懸歸, らす候まゝ、其儘に捨置しと申上けれは、御聞被戌、久三郎か銀錢所持すへ, 褒美として、銀錢餘程給りたり、定而其錢にて可有、此久三郎と云ものは、無, き事にも有まし、但思ひ出したり、姉川合戰の時に手柄したりとて、信長の, 儀成と御意有しかは、苦勞成事も無御座候、但ケ樣に被入御念候事御無用, 郎伏見にて御城の御普請有しに、康政公にも數ケ所の場所御請取、御普請, に候、久三郎か樣戌者少し御入置被成候へは、御氣遣戌儀者無御座候申け, ○下, ○中, 略, 略, 請ニ家康, 愛ス, 伏見城普, 久三郎ヲ, 慰ム, ニ與フ, 錢ヲ小性, 久三郎銀, 家康士ヲ, 慶長十一年五月十四日, 一二四

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  • ○下
  • ○中

頭注

  • 請ニ家康
  • 愛ス
  • 伏見城普
  • 久三郎ヲ
  • 慰ム
  • ニ與フ
  • 錢ヲ小性
  • 久三郎銀
  • 家康士ヲ

  • 慶長十一年五月十四日

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  • 一二四

注記 (31)

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