『大日本史料』 12編 7 慶長十五年閏二月~同十六年三月 p.110

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名月の會なれは、たゝなりともよき事なるに、わかさのわこと守の興行の, 歌を又そしる、かやうに我うたをそしられては、人の歌をはほむましきと, ものは、其道の師傳を受たる人さへ、よしあしをりかつ事は、ときによりま, 會なれは、挨拶有て感し奉るへきを、わるき歌になしたる其謂なし、たとひ, むかしの定家家隆の御出ありても、其儘そしられ給ふへき會なり、歌と申, は不老の心なりと仰られしかは、よき歌に成ぬ、抑、此後瀬山の御作は、後の, 丸らをはあなとりてやらん、最初に書付ける月照菊と云題にて, としをへて山路の菊をてらせはやおもかはりせぬ秋のよの月, たかひに我慢増長して、何れのときも物さはかしかりき、此會の時も、右筆, ひちらし侍る、長嘯公の御歌、始ははしに書付侍るを、御きらひ有ゆへ、最初, 〓ともにて、たゝ長嘯公の御歌一首、筆者の左兵衞と申者にひそかに尋し, り、是をさへほめつれは跡はみなよしあしにかゝはらす、きたなくのみい, には殿の御歌はなしと意得て、先そしる、其そしられし者腹をたて、其次の, 此歌もわけきこえすなとゝ、皆々そしりけれとも、中院殿惣をしつめて、是, とふみちなり、誰も見しりやすけなる能舞さへ、上手下手をえしらす、裝束, 慶長十五年三月二十五日, 一一〇

  • 慶長十五年三月二十五日

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  • 一一〇

注記 (17)

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