『大日本史料』 12編 7 慶長十五年閏二月~同十六年三月 p.494

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と山との遠く長き事を苦しみ、身のよすかなきおりしも、彼幕下をうかゝ, 奉らす、壯年のむかしより、衰老の今にいたるまて、此御憐みにかゝらすと, 心をしたひ、此風をこひねかはすといふ事なし、予八雲たつ出雲をゆくり, 梅になそらへて、是を略し侍り、しかあれは、天か下の道にふける好士、その, へる波をうらやみ、或時は西泊して、そことたにしらぬひの筑紫の旅に、水, 夫幽齋尊翁は、今の世のよろつの道の龜鏡として、絶たるをつき、廢たるを, 給ふはかりことをのみ、行住座臥にことゝし給ふ、しかのみならす、世人ゆ, おこし文を左にし、武を右にし給ふ事を始として、國をおさめ、家をたもち, はし侍らんも、その功能はかきりなうして、筆かきりあれは、屈子か離騒の, なくあこかれ出しより以來、或時は東漂して、伊勢尾張の海つらにたちか, すりて師とたのみたてまつる道々を、まち〳〵をろかなることはにあら, いふ事なし、それのみならす、より〳〵御座の末にのそみ、ほとつ〳〵の塵, をつみて、高山の思ひを成といへとも、下愚の心は上智ニうつらさるなら, ひしかは、はからさるに御惠みあさからす、朝風暮月御かたはらをはなれ, ひなれは、たゝその一ケのつちくれにたも及はす、空しく光陰を送るのみ, 慶長十五年八月二十日, 四九四

  • 慶長十五年八月二十日

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  • 四九四

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