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高聲あたてともに泣さけひたるか、神西終に爰にて命終る、扨軍勢の中に, 後藤か高聲ニ泣を聞て、軍大將〓るものか、神西壹人死すれはとて、ケ樣ニ, れ共、神西き後藤之側を離るゝ事を嫌ひ、秀頼公に願ひ、後藤か籏下と成、兩, 君之御武運も思ひやらるゝと泣けれは、後藤き別れを惜は、膝に抱き上ケ、, はると云、後藤は七千餘騎の軍大將、神西は三千餘騎之軍大將被仰付候、然, 大坂へ參る、秀頼公ニ御目見し、早々後藤ニ七千石、神西ニ五千八百石を賜, て所々の軍に鎧兜を着せし事なし、然るに今此細矢箭合もなきに、流れ矢, 石之如くにす、大方鑓も身に立す、鐵砲之當るとも身にはいらす、夫故是ま, 馬にて駈付〓り、神西泣々云々るは、貴殿も聞及ひ見及ひの通り、我身き鐵, 來り耳に當りしなり、急所なれは、我命も是限りなり、貴殿は隨分武功を盡, 方壹萬餘騎、後藤は西之陣、神西きくらかりを張ると云、未軍始らさるに、神, 々と高聲ニ呼たれは、後藤聞て、今我を呼はたしかに神西の聲也と、又兵衞, し、高名を致さるへし、太刀鑓之身に立ぬ我等に、加樣に流矢中り相果る事, 然らは是より可參とて、神西は宿所へも不歸、後藤か宅にて支度振舞、直に, 西か耳に流矢壹筋當る、耳より耳に抜通り、馬より落る、地に座し、又兵衞々, 神西ノ最, 城二入ル, 二人大坂, 期, 慶長十九年十月六日, 一六五
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- 神西ノ最
- 城二入ル
- 二人大坂
- 期
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- 慶長十九年十月六日
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- 一六五
注記 (21)
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