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とも、歴然と御記憶被成、御忘不被成候、, 一ある時、御臺様御附之女房、田安へ參られ候而、此御許之事は、御臺様にも御心易思召、, 上候も、此頃之事に候、, 御念頃之御事之候處、よしなき御預り人をなされ候と被申候へは、見性院殿聞もあへす、, 損夥しき事に候、田安比丘尼御屋敷もつふれ可申歟と、人こさはき候故、長持二棹ならへ、, いかにも其通にて候、去なから預り申にてはなく候、我等子にいたし候様にとの御事に, れふためき候を、幸松樣御覽、御笑ひ、幾度も外へ御かけ出被成候を、御兩人にて御引, 候とて、見性院殿より、有泉五兵衞に御申付有之、五兵衞義、幸松様を抱き參らせ、辻, し、さて〳〵健氣なる御生れ付かなとて、御ほめ被成候、此頃より以來御見聞被成候事, 其間に幸松樣を入置參らせ、見性院殿とお靜の方と御介抱被成候、召仕之女房達、おそ, 留有之、風しつまり候て、見性院殿殊に御滿足にて、さすか將軍家の御子ほとおはしま, 賣に出候を、御番衆之御家來大貫四郎右衞門參り合、買取參らせ、爲御祝儀、小脇指差, て、ふつともらひ切たるにて候、無恙成人も被成候はゝ武田の名字にいたし、我等に被, 一世にいひならし候は、おさなき殿之御子は、息災延命末爲繁昌、致辻賣候事吉例之由申, 元和八年五月九日, 辻賣ノ吉例, 元和八年五月九日, 三七六
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- 辻賣ノ吉例
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- 元和八年五月九日
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- 三七六
注記 (18)
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