『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.368

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此の汚辱を蒙る慰藉を得たりと言ひて、殊勝にも之を受けたり、, れたり〔, 架は倒され、碎かれたり、キリスト教徒等は更に、以前より十字架の有りし場所に往き, 猶ほ、大なる十字架の在りし墓所に於て祈祷を行ふ事も亦禁止せられたり、是等の十字, ど彼女等は殉教の資格ありとの裁きを受けざりしに、イエズス・キリストの愛に依りて, 等にとりて、劍に依り或は火に依りて殺さるゝよりも遙かに悲しむべき事なりき、され, パードレ・オルファネルが其の家に庇護を受けし事ありたる農夫の全家族投獄せられた, 此の試煉を受けし婦人は事實多數に及びたり、誠に彼女等にとりて、又其の夫及び小兒, 及びミシ。ェルなり〔, て跪き、死者の爲めに祈祷を行ふ事を續けしが、此の事も亦同様の刑罰の下に禁止せら, り、そは農夫マチアス・マタイェモン, 長崎を隔たる事一リウ半、肥前の諫早の支配下に在るヤンガミ, 〓, の村に於ては、嘗て, 、其の妻マリー、母マリー、其の子ドミニック, 聖マリアの美しき教會堂に、又此の町の主なる墓所たる聖十字架の教會堂に、更に他の大なる墓所たる聖, 原註、此の敬虔なる風習は廣く行はれたるものなりき、而して祭日に非ざる普通の日に、長崎の郊外なる, 衞門〓, たり、彼は夕刻には必ずその愛する牢獄に歸來れり、イエズス・キリストの犧牲に供せら, 、原註、獄吏はマチアスに對して、己が家と業務とを見る爲めに牢獄を出でて赴く事を許し, ○又右ヽ, 數多の群衆集りたり、, ミシェルの教會堂に, るゝ爲めに引出さるべき事を豫見せし爲めなりき、パードレ・グティエレスは此の家族の告解を聽くを得しが、そは, 正に感銘措く能はざる情景なりき、事實善良なる番卒の順番に當るに至れば、囚徒等は山中の宣教師の許に伴はれた, 矢上ニ於ケ, ル農夫まち, あす・又右, 八月十八日, 家族ノ殉教, 衞門ト其ノ, 元和八年八月五日, 三六八

割注

  • 聖マリアの美しき教會堂に、又此の町の主なる墓所たる聖十字架の教會堂に、更に他の大なる墓所たる聖
  • 原註、此の敬虔なる風習は廣く行はれたるものなりき、而して祭日に非ざる普通の日に、長崎の郊外なる
  • 衞門〓
  • たり、彼は夕刻には必ずその愛する牢獄に歸來れり、イエズス・キリストの犧牲に供せら
  • 、原註、獄吏はマチアスに對して、己が家と業務とを見る爲めに牢獄を出でて赴く事を許し
  • ○又右ヽ
  • 數多の群衆集りたり、
  • ミシェルの教會堂に
  • るゝ爲めに引出さるべき事を豫見せし爲めなりき、パードレ・グティエレスは此の家族の告解を聽くを得しが、そは
  • 正に感銘措く能はざる情景なりき、事實善良なる番卒の順番に當るに至れば、囚徒等は山中の宣教師の許に伴はれた

頭注

  • 矢上ニ於ケ
  • ル農夫まち
  • あす・又右
  • 八月十八日
  • 家族ノ殉教
  • 衞門ト其ノ

  • 元和八年八月五日

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  • 三六八

注記 (33)

  • 1418,668,58,1629此の汚辱を蒙る慰藉を得たりと言ひて、殊勝にも之を受けたり、
  • 934,675,77,202れたり〔
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  • 589,680,58,2235パードレ・オルファネルが其の家に庇護を受けし事ありたる農夫の全家族投獄せられた
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