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んも、彼は之にそれ以上詳細には表明せず、僅に、此の牢獄内の一箇年は、彼スピノー, 等の身に成盡して、前述の如く信徒等の慈善心、就中彼に差入れられたる品々を用ひて, 言葉遣ひを爲し、其の際、彼等の凡ゆる嗜好、凡ゆる性癖を我物とする事に依り全く彼, 惱より免れざりき、否、其の苦惱は彼自ら其の肝膽相照したる一親友に對ひて、是ぞ牢, ラの生涯の殘り總べてよりも多大の忍耐力を要せりとのみ記せり、されば余も亦之に就, 彼等に奉仕し且つ恩惠を施せり、と、彼ピエトロも此の事に多大の關心を抱き居りたら, エトロは彼自ら其の場に在りて終始見聞きせる處を書留めて、斯く曰へり、我はパード, ノーラは言葉に於ても行動に於ても素振に於ても、恰も何事も生起せざりしが如く、聊, も不滿を洩らさざりしのみならず、寧ろ己に好意を寄せざる人々に一段と親しき情愛の, 殆ど之を豫期せざる邊りより出でたるを以てなり、彼處に在りし囚の〓一人サムポ・ピ, き惡しき議論を爲し且つ獄中に分派乃至黨派を結ぶを悲嘆の心を以て聞きつゝも、スピ, 獄内の他の懊惱の總べてを合したる以上に我を煩悶せしむる唯一の懊惱なりきと告白せ, し程の、且つ大なる事柄なりき、何となれば、そは同一の獄内に常に存在し、而も當然, レ・スピノーラのそれに匹敵すべき忍耐力を未だ嘗て見ず、人々の己が宗教, に就, 元和八年八月五日, ○かとり, っく教、, 惡シキ議論, 白ス, 教ヲメグル, 日本人いる, ぽノ記述, かとりつく, ノ〓惱ヲ告, ト分派ノ結, まん・さん, すぴのら魂, 成, 元和八年八月五日, 四〇二
割注
- ○かとり
- っく教、
頭注
- 惡シキ議論
- 白ス
- 教ヲメグル
- 日本人いる
- ぽノ記述
- かとりつく
- ノ〓惱ヲ告
- ト分派ノ結
- まん・さん
- すぴのら魂
- 成
柱
- 元和八年八月五日
ノンブル
- 四〇二
注記 (31)
- 370,681,63,2220んも、彼は之にそれ以上詳細には表明せず、僅に、此の牢獄内の一箇年は、彼スピノー
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- 720,668,61,2238言葉遣ひを爲し、其の際、彼等の凡ゆる嗜好、凡ゆる性癖を我物とする事に依り全く彼
- 1773,664,58,2230惱より免れざりき、否、其の苦惱は彼自ら其の肝膽相照したる一親友に對ひて、是ぞ牢
- 254,683,64,2226ラの生涯の殘り總べてよりも多大の忍耐力を要せりとのみ記せり、されば余も亦之に就
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