『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.446

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て恢復せし直後なれば、火の著衣に擴がるや更に衰弱し、火は背一面に燃え擴がりて彼, なり、されど此の偉大なる人は、終始直立したる儘從容として心安らかなる表情もて、, 敬虔なる態度を保ちたれば、誰しも彼に注目し、且つ彼の事を語り續ぎたり、されど、, め、兩足を以て我が身を支ふる能はざる程の致命的にして長期に亘りし病患より辛うじ, 著衣の絲すら燃えず、僅かの火〓も其の身體に觸るゝ事無ければ、顔も焦げず、色も變, 堪忍せしが、其の時間をば、砂入れを以て測りたる人も有りたり、されど彼等總べての, を燒き、彼をして息絶えしめたり、之に反してパードレ・キムラ・セバスティアーノは, 内悉く乾き盡して窒息し、其の時間の長かりし丈に一〓殘酷なる拷問とは成りぬ、何と, なれば、彼こそは正に其の斷末魔の苦痛の裡に三時間も居りて最後に息絶えし人なれば, ぜず、形も些も變る事無くして死に就きたり、火より出づる煮滾るが如き煙に依りて體, 内、最初に息絶えしはパードレ・スピノーラなりき、彼は獄中の苦難の爲めに消耗を極, 斯くの如く徐々に火に燒かれつゝ、或人々は一時間半或は二時間、又或一人は三時間も, かの信徒等は之を見て、萬一にもキムラが、豫て熱烈に希望せし火刑による死の恩寵を, ば得る能はざるべき事を少からず憂慮せり、何となれば、彼等は、彼の面貌の全く平穩, 者アリ, 最初ニ絶命, 間ニ及ブ, テ時ヲ測ル, ニ絶命ス, すぴのらハ, 砂時計ヲ以, 木村ハ最後, 火刑ハ三時, ス, 元和八年八月五日, 四四六

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  • 者アリ
  • 最初ニ絶命
  • 間ニ及ブ
  • テ時ヲ測ル
  • ニ絶命ス
  • すぴのらハ
  • 砂時計ヲ以
  • 木村ハ最後
  • 火刑ハ三時

  • 元和八年八月五日

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  • 四四六

注記 (26)

  • 1303,684,62,2230て恢復せし直後なれば、火の著衣に擴がるや更に衰弱し、火は背一面に燃え擴がりて彼
  • 601,683,60,2200なり、されど此の偉大なる人は、終始直立したる儘從容として心安らかなる表情もて、
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