『大日本維新史料 編年之部』 2編 3 安政1年2月1日~同年2月10日 p.89

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リカの狗徒にもの言ふ彼ノ國の通詞を頼、こ久たの, 上意を通するとは何事そ、いと〳〵苦々しき事共久り、, 士乃手本とも久る人なるへしと、此荒増を略書して初春乃祝言とは久しぬ、, もの有とも、是はたワけのうへ〓し、時節をしらすとやいわん、是誠こ時勢を知る人と云へし、隋弱を表こ久し却るな勇氣, 國王之御代官こさ、にと尊き人々なり、然るに彼ノ通詞ニ付てもの言事ニ陷り、取次を頼み長官え物言、長官との應接, メリカ船も猶更長官之もの漢字通達之もの難計、是も又通詞にて辨別する事ならん、此方の役人は日本, 此度アメリカ船渡來セるにとり、御返翰可相渡ため、林祭酒・井戸對州其外數員發足セり、然るに祭酒之思ひ付とて、彼, 不正之世の中、我々にけたりとて尻もミやもくる事ぞ久く、犬骨折はあほうのうへ久し、程よくあしらひそこてこつ, 方ニは漢字通達之ものあり、筆談こて辨するとて、通詞をは召連れすと聞へぬ、長崎渡來之魯西亞人之内、副使は北京に, はにけ彈正と、談笑自若たり、實こ方今の勢ひ九分は右等の心得ならん、たた〳〵一兩人國家へ御忠節などゝいきまく, を含めり、なま久か討死なと唱へるよりは、遙にまさり奧ゆかしく聞えて、實こ高論と云べし、定る此人こさ大功を立、, あらす、いとはしたなき有さまならん、此方ゟ通詞を召連るゝ時し、通詞もて彼ノ長官えひたと對話する事こ久る故、同, 〓り、國家乃恥辱を引出とも褒賞セられ、火附夜盜も頭預ケとなり、歴々が大神樂に出られ共件めも〓し、かゝる賞罰, るに、昔在白石か朝鮮人ニ對話セる物語を聞て、一圖こ夫ニ引當しものならん、唐土人・朝鮮人とはむとしからすアメ, 七年遊學セる故、漢字通達之由、其餘之官人悉く漢字通達セし樣こも無之、依之漢字之通詞ありてて釋するとそ、然らぞア, 之砌、備後侍從乃狼狽、夫すら無難こ勤られ、浦賀手の闇弱こして、下吏の柔隋なる、穩便々々との命令を鹽に、遁詞のみ, 手だく〓乃香合に梅の匂ひか〓, 統なる事〓り、自分漢字こ通るにほこりて、却な己を賤しめ、御名代も輕らかになセり、是等に心付なき人々こあらさめ, 柳營とてもひらき給ふだし、然る時て何れより件を請る氣つかひ久し、能く勘辨して見らるべし、去年六月異國船渡來, 林〓ノ通辭, 不用論ヲ評, 安政元年二月二日, 八九

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  • 林〓ノ通辭
  • 不用論ヲ評

  • 安政元年二月二日

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  • 八九

注記 (23)

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