『大日本維新史料 編年之部』 3編 3 安政5年3月1日~同月20日 p.358

Loading…

要素

ノンブル

OCR テキスト

の事にや、是も或は金銀を羨むの詞なるへし、, 之を恥とせさるなり、是等は何れも金銀通貨の光より致す所ならん、, ふは内心誠に悔しかるへし、若し一言の違約半日の延滯あれは、忽ち催促に來りて齒牙を鳴らし、怒聲を發して罵, 一堂上官階に預る輩も、金銀融通の事に於ては歎息の外餘念なからむ、姓氏も知れぬ無下に賤き町人と融通の對談に, ると同時に、此御戒諭も遍く天下に知らしむへし、, 一財あれは愚者も智者と仰き尊はれ、財無ジれは智者も愚者と〓り卑しめらる、蒙昧の徒は惟財のみ是れ寳として、, るとも云ふ、又軍備の興らさるは三つのぼう有り、一に貧乏、二に銕砲、三にあはうの世とか聞く、新井白石の言に, るに物なし、左れは小祿の輩は忽ち日々の勤務に差支ふるか故に、彼の徒か氣色を損せん事のみを恐れて、之を忍, 客を取扱ふか如くに饗應して卑劣なる振舞を爲すも、〓奢の餘毒に起るとは申し乍ら、會計の困難を救はんか爲め, なれとも本願寺の盛むなる事のや勢ひ當る可からす、左すれは俗言にも穢多も持つたと云ひ、金の無きは首なきに劣, は、宮大臣に向ふか如くに取扱ひ、彼徒は却て慢言豪語を放ち、己れの賤き身分も顧みすして富有に誇ること喩ふ, 智愚尊卑の差別をも辨へされとも、強て之を恥とせす、惟利慾のみの世の中に推し移り行く、そうたて参れ、無祿, なり、又數十萬石の大祿を領する諸大名に至ても、猶借金の爲に豪富の町人を用人格・留守居格抔ともてはやし、珍, 樣に今日の活計に困難し、他家より融通して漸くに衣食するは伺故そと思ふに、世間の奢侈増長するに從ひ、日用, 必需の物品も昔日に十倍するの高價にして、家々の祿高は昔日に同しきか故ならむ、是は小祿の堂上か今日の有樣, ること雷の如し、此時に於ては、如何に切齒するも無き袖は振れぬか故に、平身低頭して其不都合を詑ふるのみ、箇, も、學問の上に三根あり、一に氣根、二に利根、三に金根の世とか云へり、螢に習ひ雪に讀むの苦學ば、上古淳朴の世, 右五章は愚昧の建策にして、一つも採用を仰くに足るもの無しと雖、憂憤の餘り御代萬歳を祈り、石龜のジダンダ踏, 附戯言二則, 安政五年三月十四日, 三五八

ノンブル

  • 三五八

注記 (21)

  • 1210,706,43,859の事にや、是も或は金銀を羨むの詞なるへし、
  • 320,700,44,1299之を恥とせさるなり、是等は何れも金銀通貨の光より致す所ならん、
  • 847,708,46,2167ふは内心誠に悔しかるへし、若し一言の違約半日の延滯あれは、忽ち催促に來りて齒牙を鳴らし、怒聲を發して罵
  • 1110,674,48,2197一堂上官階に預る輩も、金銀融通の事に於ては歎息の外餘念なからむ、姓氏も知れぬ無下に賤き町人と融通の對談に
  • 1877,710,45,944ると同時に、此御戒諭も遍く天下に知らしむへし、
  • 1681,676,48,2201一財あれは愚者も智者と仰き尊はれ、財無ジれは智者も愚者と〓り卑しめらる、蒙昧の徒は惟財のみ是れ寳として、
  • 1396,708,47,2167るとも云ふ、又軍備の興らさるは三つのぼう有り、一に貧乏、二に銕砲、三にあはうの世とか聞く、新井白石の言に
  • 935,706,46,2165るに物なし、左れは小祿の輩は忽ち日々の勤務に差支ふるか故に、彼の徒か氣色を損せん事のみを恐れて、之を忍
  • 408,699,45,2173客を取扱ふか如くに饗應して卑劣なる振舞を爲すも、〓奢の餘毒に起るとは申し乍ら、會計の困難を救はんか爲め
  • 1492,705,48,2171なれとも本願寺の盛むなる事のや勢ひ當る可からす、左すれは俗言にも穢多も持つたと云ひ、金の無きは首なきに劣
  • 1023,703,47,2167は、宮大臣に向ふか如くに取扱ひ、彼徒は却て慢言豪語を放ち、己れの賤き身分も顧みすして富有に誇ること喩ふ
  • 1588,704,47,2172智愚尊卑の差別をも辨へされとも、強て之を恥とせす、惟利慾のみの世の中に推し移り行く、そうたて参れ、無祿
  • 496,702,45,2173なり、又數十萬石の大祿を領する諸大名に至ても、猶借金の爲に豪富の町人を用人格・留守居格抔ともてはやし、珍
  • 672,697,47,2173樣に今日の活計に困難し、他家より融通して漸くに衣食するは伺故そと思ふに、世間の奢侈増長するに從ひ、日用
  • 584,704,46,2169必需の物品も昔日に十倍するの高價にして、家々の祿高は昔日に同しきか故ならむ、是は小祿の堂上か今日の有樣
  • 758,705,48,2172ること雷の如し、此時に於ては、如何に切齒するも無き袖は振れぬか故に、平身低頭して其不都合を詑ふるのみ、箇
  • 1302,704,47,2169も、學問の上に三根あり、一に氣根、二に利根、三に金根の世とか云へり、螢に習ひ雪に讀むの苦學ば、上古淳朴の世
  • 232,656,47,2219右五章は愚昧の建策にして、一つも採用を仰くに足るもの無しと雖、憂憤の餘り御代萬歳を祈り、石龜のジダンダ踏
  • 1784,831,43,346附戯言二則
  • 1981,748,44,386安政五年三月十四日
  • 1977,2387,45,119三五八

類似アイテム