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此山には詣る人のたへねは、, ちも取あへす一里半程下りて横山村にやとる、爰も山家めきたる所なり、, 五十丁下ルは安くて、あゆむともなくいつしか麓なる大峯村に下る、爰より舟にのりてか, 靜なる田家のやとりにしめやかに雨ふり出て、のとかなる景色いはんかたなし、, 廿二日、明はなるゝ頃、横山より舟にのりて上嶋といへるまて三里か間、早瀬にさほさし, 上嶋村より天龍の西へり見巡りて中瀬村にとゝまる、村長の宅にて竹の林に打かこみいと, て辰の貝吹頃につきぬ、, 末遠く瀬この白波名に立てまかふかたなき天の龍河, 里こはかすみへたてゝ遠つあふみなたの汐路の春の見わたし, 山まとの明行空の早瀬河さほ取あへす下す舟人, 分登る人はたへせぬ秋葉山幾代へぬらん神垣の杉, なれもけふぬれてやとるや村雀竹に露ちる春雨の空, 天龍川西縁, ヲ巡見ス, 村垣淡路守公務日記附録一, 四一四
頭注
- 天龍川西縁
- ヲ巡見ス
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- 村垣淡路守公務日記附録一
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- 四一四
注記 (16)
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