『維新史』 維新史 2 p.581

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れた病後の吉兵衞としては如何とも爲すべき術もなく、, やがて舟は心岳寺山下の海上に到れば、吉兵衞は月照に其の寺の來歴を語り、月, 蘇生したけれども、月照は終に事切れたのであつた。藩廳は月照・吉兵衞は共に, 私事土中の死骨にて、不可忍儀を忍び罷在候次第、早御聞屆被下候はん、天地に, ととした。會〻上國に於いて活躍せる有馬新七・伊地知龍右衞門, は舟上に酒肴を整へて國事を談じ、或は憂國の至情を詩歌に托して郎吟した。, 恥ケ敷儀に御座候へ共、今更に罷成候ては、皇國の爲に暫く生を貪居候事に御, 照は西方に合掌禮拜したかと思ふ間に、兩人は相抱いて海中に投身した。二郎, 等は驚いて直ちに舟を囘らして之を救助し、百方介抱に努め、吉兵衞のみは漸く, 溺死せりと僞り稱して、他の死體を以て吉兵衞なる如くに裝ひ、此の旨筑前藩の, 捕吏に應へたので、捕吏は月照の僕重助のみを縛して去つた。而して藩廳は吉, 兵衞を菊池源吾と變名せしめ、之を大島に送り、暫く時勢の推移を待たしめるこ, 等は、在藩の同志に蹶起を促さうとして相携へて歸國したが、藩の忌諱に觸, 堀仲左衞門, 裝つて舟に乘じ、錦江灣頭に出でた。時に月は皓々として南海に照り輝き、三人, 知貞, 馨, 治, 正, 伊, 地, 吉兵衞の, 大島潛居, 第三章大獄第二節志士の逮捕, 五八一

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  • 吉兵衞の
  • 大島潛居

  • 第三章大獄第二節志士の逮捕

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注記 (25)

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