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に、曉の雲にあへるかことし, ん成にける、いにしへのことをも、うたをも、しれる人よむ人、おほからす、い, まりて言はたらす、しほめる花の色なくて、匂ひのこれるかことし、, おはす、いはゝあき人のよききぬきたらんかことし、, まこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をは、たやすきやうなれはい, は、ことはかすかにして、はしめをはりたしかならす、いはゝ秋の月を見る, 宇治山の僧きせん, れす、其外にちかき世に、その名きこえたる人は、すなはち僧正遍昭は、うた, はくきこえねは、かれこれをかよはしてよくしらすをのゝ小町はいにし, ふんやのやすひては、ことははたくみにて、そのさま身に, へはゑにかけるをうなを見, て、徒に心をうこかすかこと, ありはらのなりひらは、その心あ, はえたれとも、まことすくなし、たと, よめるうたお, のさま, し, ろめはいやはる, かにも成増る哉, むよをうち山と人ハいふなり, 我庵は宮このたつみしかそす, ○清輔本、寂蓮本、, 霞の谷にかけかくし照日の暮しけふにやはあらぬ, ○清輔本、寂蓮本、雅經本、僧正ノ, 雅經本、思ニ作ル, 馬より落て讀る、名にめてヽおれるはか, 月やあ, りそ女郎花我おちにきと人にかたるな、, 山風を嵐といふらん、深草のみかとの御國忌に、草深き, らぬ春, 木のしほるれはむヘ, 二字ナク、さまヲこゝろニ作ル, 吹くからに野邊の草, こりにしまぬ心もてなにかハ露を玉とあさむく、此〓量〓さかのにて, ヽあさみとり絲よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か、はちすはのに, や昔の春ならぬ我身ひとつはもとの身にして、おほかたハ月をもめてし, これそこのつもれハ人のおいとなるもの、ねぬる夜の夢をはかなみまと, 歌仙評, 貫之ノ六, 延喜五年四月十五日, 四九八
割注
- ろめはいやはる
- かにも成増る哉
- むよをうち山と人ハいふなり
- 我庵は宮このたつみしかそす
- ○清輔本、寂蓮本、
- 霞の谷にかけかくし照日の暮しけふにやはあらぬ
- ○清輔本、寂蓮本、雅經本、僧正ノ
- 雅經本、思ニ作ル
- 馬より落て讀る、名にめてヽおれるはか
- 月やあ
- りそ女郎花我おちにきと人にかたるな、
- 山風を嵐といふらん、深草のみかとの御國忌に、草深き
- らぬ春
- 木のしほるれはむヘ
- 二字ナク、さまヲこゝろニ作ル
- 吹くからに野邊の草
- こりにしまぬ心もてなにかハ露を玉とあさむく、此〓量〓さかのにて
- ヽあさみとり絲よりかけて白露を玉にもぬける春の柳か、はちすはのに
- や昔の春ならぬ我身ひとつはもとの身にして、おほかたハ月をもめてし
- これそこのつもれハ人のおいとなるもの、ねぬる夜の夢をはかなみまと
頭注
- 歌仙評
- 貫之ノ六
柱
- 延喜五年四月十五日
ノンブル
- 四九八
注記 (41)
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