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けり、しはらくありて、大路の見物のものとも、おひたゝしくのゝしる、何事, かあらんとおもひて、頭さしいたして、西のかたをみやれは、牝牛に乘たる, 大路を大宮より河原まて、我は東大寺の聖寶なりと、たかく名乘てわたり, 千の童部つきて、東大寺の聖寶こそ、上座とあらかひして渡れとたかくい, に棧敷うちて、聖寶かわたらんみむとて、大衆みなあつまりぬ、上座もあり, とて、召出して僧正まてなしあけさせ給ひけり、上の醍醐は、此僧正の建立, 法師の裸なるか、干鮭を太刀にはきて、牛の尻をはた〳〵とうちて、尻に百, 人をみちひくものにこそ有けれ、今のよにいかてかゝる貴人のありけん, て、大佛の御前にて、かねうちて佛に申て去ぬ、其期近く成て、一條富の小路, 中に、さりともよもせしと思ひけれは、かたくあらかふ、聖寶、大衆みな催集, ひけり、其年のまつりには是を詮にてそ有ける、扨大衆をの〳〵寺に歸て, 裸にて、たふさき計をして、干鮭たちにはきて、やせたる女牛に乘て、一條の, 上座に大僧供ひかせたりけり、此事御門きこしめして、聖寳は我身を捨て、, 給へ、しからは此御寺の大衆より下部にいたるまて、大僧供ひかんと云、心, 惜とおもひて、かれかえすましき事を思ひ廻していふ樣、賀茂の祭の日。眞, 異裝シテ, 市中ヲ練, 賀茂祭ニ, 行ス, 延喜九年七月六日, 一〇一
頭注
- 異裝シテ
- 市中ヲ練
- 賀茂祭ニ
- 行ス
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- 延喜九年七月六日
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- 一〇一
注記 (21)
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