『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.290

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に思をそめ、匂ふ兵部卿の匂ひをひるかへしては、香の煙の粧ひとなり、竹川の水を, 事なのめならす、女房もふしめになり、まほりより、白きうすやうに包たる砂金百兩, はすして世路をいとなむこと、しかしたゝ薫る大將の香を改めて、しやうれんの花房, かれて、樂しひ榮えす浮舟にたとふへし、これも蜻蛉の世なり、あるかなきかの手習, 東臺の早蕨の烟とのほらん朝には、栴檀の陰に寄生とならん、司位を四阿のうちにの, 取出しさしおく、僧都是を見るに、只人にはおはせしと思ひけり、女房車よせて出給, 結ひては、煩惱の身をすゝき、紅梅の香をうつして、愛着の心さしを失ふへし、待宵, わたるへし、南無西方極樂教主彌陀如來せんせい、ねかはくは狂言奇語のあやまりを, ふ、僧都さふらひ法師よひて、車のいらむ所を見さためてかへれといへは、見かくし, に往生極樂の文をかくへし、かれも夢の浮橋の世なり、朝な夕なに來迎引接をねかひ, のふけしをなけきけむ宇治の橋姫にいたる迄、うはそくか行ふ道をしるへにて、椎か, ひるかへして、紫式部か六趣の苦患を救給へ, 本にとまることなく、北はうの露, と許にて、鐘打ならし、机おしのけつ、尼御前袖をしほる, と消なん夕には、解〓のあけまきを結ひ、, ハ湖月抄所收ノ表白ヲ以テ校ス、, )露、野へのあ, となりノ四十五字アリ、以上諷誦文, 縁として是をもてあそはん人を安養淨刹にむかへ給へ, ○コノ下ニ、南無當來導師彌勒慈尊かならす轉法輸の, は雪ニ作ル, 長和五年四月二十九曰, 二九〇

割注

  • ハ湖月抄所收ノ表白ヲ以テ校ス、
  • )露、野へのあ
  • となりノ四十五字アリ、以上諷誦文
  • 縁として是をもてあそはん人を安養淨刹にむかへ給へ
  • ○コノ下ニ、南無當來導師彌勒慈尊かならす轉法輸の
  • は雪ニ作ル

  • 長和五年四月二十九曰

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  • 二九〇

注記 (23)

  • 1636,620,63,2164に思をそめ、匂ふ兵部卿の匂ひをひるかへしては、香の煙の粧ひとなり、竹川の水を
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