『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.344

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

氏物語のたすけにもならす、何の用にもたゝさる説なり、, とあり、觀音の化身といひ、地獄に落るといふ、善惡黒白の如し、如此の説、愚人, うくる、はやく源氏を燒すてゝ、一日經を書てとふらふへしと、人の夢に見えける, へ、此物語を好みよむ事を人のそしりあさけらん事のうしろめたさに、それをおほ, 是も亦信しかたし、是は、源氏物語は好色婬亂正しからさる事を書たる物語なるゆ, ○源氏物語の抄物の説に、紫式部は觀音の化身にて、衆生濟度の爲に源氏物語を作り、, 表に好色の事をあらはし、裏に煩惱即菩提、色即是空の理をさとし、佛道をすゝめ, ん爲なり、是觀音の大慈大悲なるか故に紫式部に化身し給へる也と云り、又平康頼, か寶物集には、紫式部、そらことを以て源氏物語を作りし故に、地獄におちて苦患を, の大に惑ふ事也、觀音の化身ならは、地獄に落る事有へからす、地獄に落たらは、, 觀音の化身にては有へからす、これらの根なしことは、紫式部か爲にもならす、源, はんか爲に、菩提の道に入しめん爲の方便に書たるやと、詞をかさりて曲説を作り, ○源氏物語は、女の作れる物とはいひなから、全篇の趣、好色婬亂にて、正しからさ, 出せるなり、, 長和五年四月二十九日, 爲ス如キハ, 音ノ化身ト, 紫式部ヲ觀, 無盆ノコト, ナリ, 長和五年四月二十九日, 三四四

頭注

  • 爲ス如キハ
  • 音ノ化身ト
  • 紫式部ヲ觀
  • 無盆ノコト
  • ナリ

  • 長和五年四月二十九日

ノンブル

  • 三四四

注記 (22)

  • 309,673,62,1435氏物語のたすけにもならす、何の用にもたゝさる説なり、
  • 683,678,66,2092とあり、觀音の化身といひ、地獄に落るといふ、善惡黒白の如し、如此の説、愚人
  • 809,678,66,2095うくる、はやく源氏を燒すてゝ、一日經を書てとふらふへしと、人の夢に見えける
  • 1677,693,63,2081へ、此物語を好みよむ事を人のそしりあさけらん事のうしろめたさに、それをおほ
  • 1799,679,65,2095是も亦信しかたし、是は、源氏物語は好色婬亂正しからさる事を書たる物語なるゆ
  • 1305,620,67,2154○源氏物語の抄物の説に、紫式部は觀音の化身にて、衆生濟度の爲に源氏物語を作り、
  • 1182,679,67,2093表に好色の事をあらはし、裏に煩惱即菩提、色即是空の理をさとし、佛道をすゝめ
  • 1057,682,66,2093ん爲なり、是觀音の大慈大悲なるか故に紫式部に化身し給へる也と云り、又平康頼
  • 932,678,67,2099か寶物集には、紫式部、そらことを以て源氏物語を作りし故に、地獄におちて苦患を
  • 555,680,68,2063の大に惑ふ事也、觀音の化身ならは、地獄に落る事有へからす、地獄に落たらは、
  • 428,672,68,2100觀音の化身にては有へからす、これらの根なしことは、紫式部か爲にもならす、源
  • 1556,678,61,2099はんか爲に、菩提の道に入しめん爲の方便に書たるやと、詞をかさりて曲説を作り
  • 176,620,70,2149○源氏物語は、女の作れる物とはいひなから、全篇の趣、好色婬亂にて、正しからさ
  • 1442,674,51,298出せるなり、
  • 1921,733,44,424長和五年四月二十九日
  • 1274,244,42,201爲ス如キハ
  • 1318,244,40,208音ノ化身ト
  • 1359,244,46,214紫式部ヲ觀
  • 1233,245,39,207無盆ノコト
  • 1195,247,31,74ナリ
  • 1921,733,44,423長和五年四月二十九日
  • 1917,2373,41,122三四四

類似アイテム