『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.345

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○源氏物語の中、經家紀傳詩文なとの書を以て書るもあり、佛書を以て書もあり、女, との同座にては聞にくき事なるを、憚る事なく聞くは、いかなる心なるやいふかし、, には似合す、いとをしむへき事にこそ、されは源氏物語の口釋は、父子・君臣・兄弟な, 内侍のかみは源氏の先帝寵愛の女なるを、源氏密通せり、又女三宮は源氏の兄帝の, かれか父伊豫守か妻に密通せり、君として臣の妻を犯すは禮にあらす、又朧月夜の, 姫宮にて、源氏の爲には姪なるを、源氏密通せり、これらの類、人倫の大道亂れ、不, 風流いかはかりも作りさまおもしろき趣のあるへきを、さもなくて、人倫の道を亂, して我子を帝位に即しむ、父子・君臣の道大に亂る、又源氏、其臣紀伊守か家に宿り、, 父帝是を知らすして、太子として、後に太子即位あり、是子として繼母に通し、臣と, はとかむるに及はす、人倫大道を亂り、不義不禮のかきりを書すとも、外に好色の, とちのなくさめに作りたる物なれは、好色の事はいかにもおもしろきさまに書ん事, り、不義不禮のきはまりを書しは、紫式部女なれはとても、物語書くほとの才智ある, 義不禮いはんかたなし、かの物語は人の教訓の爲に書し物にはあらす、たゝをなこ, る事をかけり、光源氏、繼母の藤壺の宮に密通し、源氏の胤を懷妊して男子を産り、, 倫不義ヲ描, 非ズト雖不, キタルヲ惜, 紫式部ガ漢, シトスベキ, 教訓ノ書ニ, 識アルハ珍, 源氏物語ハ, 籍佛典ノ知, ニ非ズ, ム, 長和五年四月二十九日, 三四五

頭注

  • 倫不義ヲ描
  • 非ズト雖不
  • キタルヲ惜
  • 紫式部ガ漢
  • シトスベキ
  • 教訓ノ書ニ
  • 識アルハ珍
  • 源氏物語ハ
  • 籍佛典ノ知
  • ニ非ズ

  • 長和五年四月二十九日

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  • 三四五

注記 (27)

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