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よりて、勅撰よりきりいたしける事も侍るにや、かゝるためし、是にかきら, とにて候、又戀述懷なとやうの題を取ては、ひとへにたゝ有心の躰をのみ, 高にも又侍るへし、殘りの躰にも又かくの〓し、けに〳〵いつれの躰にも、, りて、無正躰事侍なり、さらむ時は、まつ景氣の歌とて、姿詞のそゝめきたる, す、ま〓に哀にそおほえ侍る、相構て、兼日も、當座も、歌をは能々詠吟して、こ, か、なにとなく心はなけれとも、歌さまのよろしくきこゆるやうをよむへ, 歌を、御こゝろにかけて、あそはし候へく候、但すへて此躰のよまれぬ時の, 侍る也、矇氣さして、心底みたりかはしきおりは、いかによまむと案すれと, きにて候、當座のとき、ことさら心得へき事に候、かゝる歌たにも、四五首よ, も、有心躰出來す、それをよまん〳〵としのき侍れは、いよ〳〵性骨もよは, み侍りぬれは、蒙昧も散して、性機もうるはしくなりて、本躰によまるゝこ, も此有心躰は、九躰にわたりて侍へし、其故は、幽玄にもこゝろあるへし、長, よむへしとおほえて候、此躰ならては、よろしからぬ事にて候へきか、さて, しらへて出すへきなり、疎忽の事は、かならす後難侍へし、常に心ある躰の, 侍る、歿して後其人の夢に見えて、我歌かへせと、なく〳〵かなしみけるに, 疏忽ノ事, ハ後難ノ, 當座ノ時, ノ心得, 基, 有心體, 仁治二年八月二十日, 七三七
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- 疏忽ノ事
- ハ後難ノ
- 當座ノ時
- ノ心得
- 基
- 有心體
柱
- 仁治二年八月二十日
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- 七三七
注記 (23)
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