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めり、尤さとおほえ侍る、古人古今序にもその心侍るやらん、さるにつきて、, を忘れ、近代のうたは、花をのみ心にかけて、實にはめもかけぬからと申た, れを能々見したゝめて、つよき詞をは一向に是をつゝけ、よはき詞をは又, 實は心なき歌はわろきにて候、今此十躰の中に、有心躰とていたし侍るは、, の勝劣侍へし、幽玄の詞に、鬼拉の詞なとをつらねたらむは、いとみくるし, 猶このしたの了見愚推をわつかにめくらし見侍れは、可心得事侍るにや, て候、又歌の大事は、詞の用捨にて侍るへし、詞につきて強弱大小候へし、そ, 一向に是をつらね、かくのとく案しかへし〳〵、ふとみほそみもなく、なひ, りをえらひ出して侍るなり、いつれの躰にても、たゝ有心の躰を存へきに, へて詞にあしきもなく、よろしきも有へからす、たゝつゝけからにて、歌詞, 餘躰の歌心あるにては候はす、一向有心躰をのみさきとしてよめるはか, からんにこそ、されは心を本として、詞を取捨せよと、亡父卿も申をき侍し、, らかに聞にくからぬやうによみなすか、きはめて重事にて侍也、申さは、す, 或人花實の事を歌にたて申て侍るにとりて、古の歌は、みな實を存して、花, いはゆる實と申は詞也、必古の歌の詞つよくきこゆるを實と申とは定か, 方ニテ勝, ナク續キ, 心ヲ本ト, シテ詞ヲ, 劣ヲ生ズ, 詞ノ用捨, 取捨セヨ, 詞ニ善惡, 仁治二年八月二十日, 七三八
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- 方ニテ勝
- ナク續キ
- 心ヲ本ト
- シテ詞ヲ
- 劣ヲ生ズ
- 詞ノ用捨
- 取捨セヨ
- 詞ニ善惡
柱
- 仁治二年八月二十日
ノンブル
- 七三八
注記 (25)
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