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まれるやうにて、姿けたかく、詞なへてつゝけかたきか、しかもやすらかに, 逸は侍へし、其歌は、まつ心ふかく、たけたかく、たくみにことはの外まてあ, ぬか、この十躰の中のいつれの躰ともみえすして、しかも其姿をさしはさ, とすへからす、〓古たにも入候へは、自然によみいたさるゝ事にて候又古, 侍る、仰はいよ〳〵たかき事に侍めりと、先賢の遺訓も今こそ思ひしられ, にはかにかたはらよりやす〳〵としてよみいたしたる中に、いかにも秀, きこゆるやうにて、おもしろくかすかなる景趣たちそひて面影たゝなら, にて侍へし、常に人の秀逸の躰と心得て侍るは、無文なる歌のさは〳〵と, て侍れ、先歌に秀逸の躰と申侍へき姿は、萬機をもぬけて物にとゝこほら, らむ歌を秀逸とたに申へくは、歌〓にもよみぬへくそ侍る、詠吟事きはま, めるやうに覺て、餘情うるひて、心なをく、衣冠たゝしき人をみる心ちする, 讀て、心をくれ、たけあるのみ申ならひて侍る、それは不覺の事にて候、かゝ, の歌今のうたにも、世にいひおほせられぬやうにきこゆることの侍る也、, す、けしきはさるから、心もそゝろかぬ歌にて侍り、これをはわさとよまん, り、案性すみわたれる中より、いまとかくもてあつかふ風情にてはなくて, バ自然ニ, 〓古達セ, 詠出サル, 秀逸ノ體, ベシ, 仁治二年八月二十日, 七四〇
頭注
- バ自然ニ
- 〓古達セ
- 詠出サル
- 秀逸ノ體
- ベシ
柱
- 仁治二年八月二十日
ノンブル
- 七四〇
注記 (22)
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