『大日本史料』 6編 13 貞和5年11月~観応元年11月 p.612

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なくて、上より數々の御憐なとをくらせたまひ、國司はからひ給ひて、いみ, はし住給ふところなり、一七日か程こもりゐ侍りぬ、なき人の徳つゝまれ, のみて引こほち、殘すましきとおもふものなとは燒すて侍ぬ、か手てかゝ, ひなきまゝに、〓のしつくしほりあへす、艸庵のならひ心とゝむるものな, の絶はてたる庵に、老法師我を供して、薪水は朝夕のそなへにたらすとい, るへき世そとをしへ給ふ人は、むなしき夢とさめゆきしまへとも、ゆひか, へとも、此五とせの風雲をとゝめ侍りけり、漸ちからつき魂つかれて、老た, 更の形見となして、是より十町ほとへたゝり十樂庵といふ侍り、頓阿のし, けれとも、手馴たる箱ひとつをのかしいつ、その中に須磨あかしの卷自書, る人そ先立給ふ、ふたりおりたに童子は侘しからんなとの給ひしに、かく, 化なるうへは、とあく此住居はからひかたくて、松藤からみたる里人をた, したる裏に、心にうかふことゝも書捨置給ひしを、引まくりうちかさね、今, 給侍り、本尊は紙の名號、持經には法華經の三五の卷二折にして、願文十く, しかりし追善なりたらし、みつからはその際まてたとめ侍りしとて、引と, たりほと書給ひぬ、壁はをろそかなれは、風をいとぬとて、反古して□まは, 南朝正平五年北朝觀應元年四月八日, 六一二

  • 南朝正平五年北朝觀應元年四月八日

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  • 六一二

注記 (17)

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