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丸をりして、いかにもして一條殿へ參り、此間の合戰の躰、又某討死すへき, 事を申、千王丸を進奉るよし申候へと有、近藤聞て、畏入候、乍去御最期の御, 王丸を膝におき、今生の別なりと、おくれの髮をかき撫て、いひ出さる言葉, きけま、やゝありて北の方、落るなみたをおさへ、いかに千王丸、みつからは, もなく、なみたにくれくおはします、千王丸は母の貌をつく〳〵と見て、母, 止む時なし、かゝる物すさました城中に、おさなきものをおかんよりは、お, 止顏にのたまへぬ、元秀を初として、一座乃男女一同に聲をあけてだなけ, を復すへしと有けれは、近藤〓を流し、さしうつむゐく居たり、北の方は千, 腹もいたまぬなり、本山、吉良、山田、大平といふ人々此城へ押寄せ、晝夜戰ひ, 近藤太郎兵衞正時を呼て仰けるは、此城兎角持こたへかたし、汝は此千王, うへさ〓は、お中をいたま給ふか、御湯とつそまいらん、御藥まいれと、笑, 供と存定め候、若君の御供をは、他人へ被仰付候へと申切く、落へき氣色は, 致死は近ふして安く、全命待時は遠ふしてかたし、唯此子を守立、君父の讎, なかりけり、元秀重て仰けるぬ、我思ふ所有て、千王丸を汝に預るなり、臨節, ことをは一條殿へ進せ申だ、よく宮仕へ候へ朋輩達になにくまれそ、わろ, 兼序ノ妻, 千王丸ニ, 遺訓ス, 近藤正時, 永正六年五月是月, 七五六
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- 兼序ノ妻
- 千王丸ニ
- 遺訓ス
- 近藤正時
柱
- 永正六年五月是月
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- 七五六
注記 (21)
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