『大日本史料』 10編 14 天正元年2月~同年3月 p.243

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の側近に在り、彼に向ひて丸を込めたる小銃を發せしが、高山殿を外れて其甥に當りたり、, ギクの家には別の約十五人の外居る者なかりき、但し習慣に從ひて一同腰に劍及び短劍を, ち彼と組みて短劍を拔き、直に双方より切り始めたり、其音を聞きて兵士多數馳つけたり、, 母が約三十人の兵士と共に在りし塔に遁れたり、戰は長く繼續し、双方共相當に死者及び, つけたり、而して兩人は分れて刀を拔き、和田殿の子は彦五郎の腕に一撃を加へ、彦五郎, 帶せり、彦五郎は暫くアイギク殿一人と話し、カタナを拔くべき場所なかりしが故に、忽, 人の重立ちたる武士此事に適したりと認めたる者約十四・五人と共に城に入りしが、アイ, 又彼の右手の指三・四を切りたれば、直に劍を落したり、アイギクの家臣の一人は高山殿, 彼はフアカフイの家に在りしキリシタン中最善き者にして、我等が同處に赴きし時、尊師, たるが爲め、彦五郎殿の家臣等アイギクを殺さんとし、彦五郎に三ケ所の甚だ大なる傷を, 彦五郎殿はアイギクの頸に大なる傷と腹に小なる傷を負はしめしが、夜中にして蝋燭消え, 及び高山を款待したる人なるが、彼は直に死亡せり、此間に和田殿の子は大に負傷し、其, 有せし收入米二万包を與ふる書付を彼に交付せり、約八日前夜に入りて、高山父子及び, 負傷者を出したり、此時民家及び和田殿の家に火を放ち、一時間内に子息の相續したる, 惟長母ノ室, ニ遁ル, 格鬪ス, 重友惟長ト, 高槻城燒ク, 天正元年三月十一日, 二四三

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  • 惟長母ノ室
  • ニ遁ル
  • 格鬪ス
  • 重友惟長ト
  • 高槻城燒ク

  • 天正元年三月十一日

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  • 二四三

注記 (21)

  • 797,687,65,2221の側近に在り、彼に向ひて丸を込めたる小銃を發せしが、高山殿を外れて其甥に當りたり、
  • 1573,691,66,2199ギクの家には別の約十五人の外居る者なかりき、但し習慣に從ひて一同腰に劍及び短劍を
  • 1351,687,67,2226ち彼と組みて短劍を拔き、直に双方より切り始めたり、其音を聞きて兵士多數馳つけたり、
  • 462,684,68,2196母が約三十人の兵士と共に在りし塔に遁れたり、戰は長く繼續し、双方共相當に死者及び
  • 1016,697,69,2193つけたり、而して兩人は分れて刀を拔き、和田殿の子は彦五郎の腕に一撃を加へ、彦五郎
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  • 1238,687,69,2201彦五郎殿はアイギクの頸に大なる傷と腹に小なる傷を負はしめしが、夜中にして蝋燭消え
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