『大日本史料』 10編 18 天正元年9月~同年11月 p.302

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うれしやと思ひける處に、せな殿仰けるは、此間之内にかけおちもし給はで、又渡し, ましめて、其故ねずの番をし給ふ、此うへ我等がにくる事は、此世にてはならざるて, 候へと仰被越候へば、めいわくなれ共是非に不及と被仰而渡し給へば、喜平次も其名, ひけるは、さて命ながらへけるぞや、此程はせな殿にからしばりと云物に相つるが、, 立ゝ行、なわをつよくいましめておく、ねずの番の者六人ゐて、かわりていたりける, をゑたる者なれば、おどろくけしきもなく、一禮して行ける、なわ取うけ取而、おつ, 前之ごとくなわおもかゝりて有ならば、何とぞして、なわおもぬきて行べけれ共、せ, あづけおくいけ取に、なわをかけ給ひて渡し給へとて參りければ、喜平次心之内に思, な殿になわをとかれ申候へば、にぐる事はならず、歸而せな殿に、なわのうへになわ, をかけられたるとこそぞんじ候と、心の内に思ひける所へ、やかたよりの御意に候、, かほどに高手小手にいましめて、其上にしほ水ヲふきて、したへ足之付ざるやうにい, 何方にも敵味方之事なれば、互に主之ほうかうなれば、にくきにあらざる事なれ共、, 所に、喜平次申けるは、御身立はあまりこと〳〵敷ふぜいかな、いけとりと云事は、, いに候間、ねむたくはゆく〳〵とね給へといへば、番之者申けるは、けに〳〵それも, 天正元年十一月四日, 取〓ス, 之ヲ本陣ニ, 三〇二

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  • 三〇二

注記 (18)

  • 1191,705,65,2179うれしやと思ひける處に、せな殿仰けるは、此間之内にかけおちもし給はで、又渡し
  • 301,708,64,2178ましめて、其故ねずの番をし給ふ、此うへ我等がにくる事は、此世にてはならざるて
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