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有へろらす、且又長濱に住城す柴田伊賀守は、内々より佐久間玄蕃と中惡, を使として、霜月中旬に伊賀守家老、徳永石見守、木下半右衞門尉、并に丸岡, 々罷出申々るには、尤眼前の親愛の中にて、敵とならせたまひて可然候と, 柴田殿御まへも遠さろり、御親子御中うとくみへさをたまふ、扠玄蕃殿は、, を隨分すゝめ可申、其子細は、伊賀守を取立申度故如此なとゝ、さま〳〵被, 參候はゞ、伊賀守には越前一國を遣し、各をは大名に取立可申候間、伊賀守, より、組付にきたる大金藤八、山路將監、疋田左近、神谷越中方へ、今度味方に, 申上るも、道なきことにては御座候へとも、内々此方樣には御病氣たる故、, 春三月にも成なは、大波をきせ、上洛すへきとたくむなり、おの〳〵も油斷, は雪國にて、中春まて駒の懸引ろなひかたし其内われらに油斷いたさせ、, 筋目も是あるなり、味方に引入申、江州への便りもとむへしとて、湯淺甚助, 親に、弓を引法や可有とて、一圓同心の氣色なかりらる、六人のものとも、替, 敷故、勝家にも少うらむ所もありときく、此もの我等と中睦敷かたりたる, 込々れ共、伊賀守申々るは、各被申と云秀吉乃仰も、尤にては候得共、現在の, 仰越々れは、はや此者共は同心す、扠伊賀守へ六人の者とも、右之趣達而申, 永壽昌等, 湯淺甚助, ヲシテ徳, 同心セズ, 勝豐初ハ, ニ説カシ, 天正十年十二月二十日, 一四三
頭注
- 永壽昌等
- 湯淺甚助
- ヲシテ徳
- 同心セズ
- 勝豐初ハ
- ニ説カシ
柱
- 天正十年十二月二十日
ノンブル
- 一四三
注記 (23)
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