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かゝる上に流〓乃身と成、住なれし所をかちはたしにてはなれ行、心のう, 太郎はや立出、北庄へおし行ぬ、其次たれ〳〵と如御定うち行、路邊之在々, 良有て煙風にまかせ東すれは、四方の寄手本城の堀きは万て附たるを、本, 々かゝへ見ん共せす、諸卒の妻子共貴となく賤となく便に隨ひ、南より北、, ちおし計にのへなみたおちぬ、先手之勢備を設け、北庄之城をくる〳〵と, は、何も相意得しつ万り反て、竹たは或たゝみ、或戸なとを以かこみしなり、, けり、北庄の城頓の事なれは、二三之丸乃み人數賦を沙汰し、惣構乃事は中, たはを付よ、必聲はし立な、聲あらは弓鐵炮をeねくなるへしと制し給へ, 北より南に伶う形勢見ま目さへにまとひぬ、夫に分れ子にをくれなとし、, 放火さしかは、烟明かたの雲と亂れあひて、空は霧の海となり、朝日を障に, 城より見て驚あへりぬ、城中よりふらひす万し、鐵炮を以うちまるに、浮矢, と五六十通調ささ給ふて、夜半以前にふれ給ふ、鷄の聲しきりけれは、堀久, 愛宕山へ打上り、此くらやみは自然之幸也、是を便に本城の堀きはに著、竹, なくたほひつゝ、とこやみと成にけり、とかうさし了に秀吉卿著陣し給ひ、, 引卷、四方を一とに燒立しかは、煙宇宙に滿々とし、空にしられぬ雲幾重共, 備ヲ配置, 勝家二三, ノ丸ニ守, 秀吉愛宕, クトノ説, 秀吉ノ兵, シ惣構ヲ, 山ニ陣ス, 々ニ放火, 城下ヲ燒, 路邊ノ在, 放棄ス, 天正十一年四月二十三日, 三一七
頭注
- 備ヲ配置
- 勝家二三
- ノ丸ニ守
- 秀吉愛宕
- クトノ説
- 秀吉ノ兵
- シ惣構ヲ
- 山ニ陣ス
- 々ニ放火
- 城下ヲ燒
- 路邊ノ在
- 放棄ス
柱
- 天正十一年四月二十三日
ノンブル
- 三一七
注記 (29)
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